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海岸漂着物等の対策について

兵庫県の瀬戸内海・日本海沿岸は豊かな自然環境と優れた景観を形成しています。

海岸線は各沿岸共に多種多様な形態を有しており、漁業や観光、海水浴など、多く県民が利用しています。

一方で、河川などから海へ流れ込んだごみの多くは海岸に漂着し、景観、自然環境、観光等への影響が懸念されています。

 

平成30年6月、「海岸漂着物処理推進法」の改正され、海岸漂着物に加えて、漂流ごみ及び海底ごみの円滑な処理、マイクロプラスチック等の海域への排出抑制が盛り込まれました。

また、近年の海岸漂着物等に関する国際的な問題意識の高まりを受けて、海洋プラスチックに関する戦略等が策定されるなど廃プラスチックの適正処理・3Rの推進が各主体に求められています。

 

このため、県では「海岸漂着物処理推進法」第14条に基づき、平成22年度に策定した「兵庫県瀬戸内海沿岸海岸漂着物対策推進地域計画」「兵庫県日本海沿岸海岸漂着物対策推進地域計画」(以下「地域計画」という。)を改定しました。

内陸から沿岸にわたる流域圏の関係主体との一層の連携を図り、より包括的・効果的に海岸漂着物等の円滑な処理及び発生抑制を推進していきます。

       令和元年度の啓発デザインはこちら

 

○ 海岸漂着物等の回収・処理状況

  回収・処理状況(補助金:地域環境保全対策費補助金(海岸漂着物等地域対策推進事業)による)を公表します。

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沿岸 瀬戸内海沿岸 日本海沿岸
範囲 大阪湾沿岸 播磨沿岸 淡路沿岸

 

  豊岡市~新温泉町

尼崎市~神戸市 明石市~赤穂市      淡路島      

 海

 岸

 漂

 着

 物

 実

 績

  (t)

H26 303.3 66.5 365.4 326.9
H27 266.9 63.2 218.1 156.3
H28 88.2 37.9 116.6 152.8
H29 67.3 94.6 253.3 813.3
H30 113.9 247.3 374.6 277.4
R1 43.0  53.2  182.4  242.0 
R2 79.2  44.9  165.7  396.5 

 

 ○ 海岸漂着ごみ組成調査の結果について(R3)

  県では、日本海側と瀬戸内海側の各1地点で、海岸漂着ごみの組成調査を実施し、海岸漂着物等の発生の状況及び原因に関する調査を実施しています。

HP掲載用2.PNG

HP掲載用1.PNG

※令和2年度は参考

 

 ○ 海底ごみ等の回収について

  洲本市五色町漁業協同組合と洲本市と協力して実施している、操業中に回収された海底ごみの回収状況について紹介します。

  五色町漁協では、操業中にボランティアで回収された入網ごみを陸揚げしてもらい、どのようなものが海底ごみとして存在しているかの調査に協力いただいています。

     HP.PNG単位は(個)

  ※ 回収状況の詳細はこちら

 

○ 海岸漂着物等の発生抑制

  発生抑制に関連する施策を紹介します。

  ・ クリーンアップひょうごキャンペーン

    県内各地で実施する環境美化統一キャンペーンを展開しています。

    ごみひろいSNS「ピリカ」や「ごみマップ」アプリを使って、みんなの環境美化活動を地図上でシェアすることができます。

      ピリカ https://sns.proka.org/    

      

      ごみマップ https://gomi-map.org/

      

   

  ・ レジ袋削減の取組結果について

    「ひょうごレジ袋削減推進会議」の取組です。

  ・ マイボトル運動について

    マイボトルの使用によるごみの削減を推進しています。

 

○ 広域的な連携による取組

  他府県等と連携した広域的な取組を紹介します。

  ・ 関西広域連合(広域環境保全)

    関西プラスチックごみゼロ宣言

    マイバッグ運動の推進

    マイボトル運動の推進 などの取組を実施しています。

 

 ・ プラスチック・スマートキャンペーン

    ”プラスチックとの賢い付き合い方”を推進し、国内外に発進していくキャンペーンです。