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自然満喫 菖蒲谷へのみち

●コースの概要

 北龍野バス停を出発し、少し北へ進んだ後、左へ折れて山道に入りますが、三坂神社奥の登山口に置いてある杖を借りることにしましょう。鶏籠山を背に急な坂を登り詰めると、やがて「的場山」に到着します。頂上からは、龍野市街地や揖保川等を望むことができ、広々とした景色が広がります。そこからアップダウンを繰り返しながら北上し、「城山城址」、「亀の池」、「井関三神社」を過ぎると、一休みするには絶好な場所の新池に着きます。そして菖蒲谷森林公園として整備されている、「大成池」、「花菖蒲園」を散策の後、谷筋を下りると釜出の集落に出ます。後はのどかな農村を歩いていくと、森バス停に到着ですが、北側にある県指定文化財の「矢野の大ムクの木」に寄ってみてもいいでしょう。

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自然満喫 菖蒲谷へのみち

コースマップ(クリックで拡大表示されます。)

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●磐座神社とコヤスノキ叢林

 神社の境内には、坐光石と呼ばれる巨石があり、背後にある神山にも天狗岩と呼ばれる石があります。これらの石に神が宿ると信じて、信仰してきたのが神社の名の由来です。

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●奥宮神社(井関三神社の旧宮跡)

 崇神天皇が西暦前98年にこの亀の山に天照国照彦火明櫛玉饒速日命を祀られたのが始まりです。御神体の巨岩は大昔の自然崇拝といえる信仰形態を今に残しているものです。

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●城山城

 「嘉吉の乱」で知られる赤松満祐が、室町幕府六代将軍足利義教を暗殺して立てこもった山城で、追討の山名氏の軍勢に攻略された悲劇の歴史があります。

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●矢野の大ムクノキ

 この大ムクノキは、根回り4.8m、高さ15mに達し、樹齢推定600年以上といわれ、その昔荒神社の森があり、その御神木として保護されたため残ったといわれています。

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●菖蒲谷森林公園

 自然とのふれあいを通じ、健康の維持・増進、創造的活動、教養文化活動等を高めていく「豊かな自然と文化が交流する龍野しじま(静寂)の森」として整備された公園です。

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●的場山

 標高394mの山頂からはたつの市南部や、晴天時には、遠方の淡路島まで望むことができ、的場山の南側には、原生林に包まれた歴史的に由緒ある資源や自然が多く残っています。

指導標の見方

自然歩道のコースには、道の分かれ目や迷いやすい所に道標を設置してあります。 (道標には、矢印だけのものと、コースの見所ポイントまでの距離が表示してあるものがあります。)

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アクセス

JR網干駅から ウエスト神姫バス 50系統(山崎行き) 北龍野バス停下車 

 (又はJR本竜野駅より北龍野バス停まで徒歩2.3km(国道179号経由))

JR相生駅から ウエスト神姫バス 播磨科学公園都市行き 森バス停下車、又は榊行き 森公民館下車

問い合わせ先

兵庫県自然・鳥獣共生課    (078)362-3318
たつの市都市計画課        (0791)64-3164
相生市環境課          (0791)23-7131

交通機関問い合わせ先

バス/神姫バス(山崎出張所)    (0790)62-1720

バス/ウエスト神姫(相生営業所)  (0791)22-5180