自然歩道

　近畿自然歩道は、多様性に富んだ自然や、各地に点在する古都や寺院に代表される地域の歴史資源を帯状に結び、身近に自然や歴史とふれあえるように設定した「みち」です。

　この歩道は、近畿を中心とした２府７県にまたがり、太平洋、瀬戸内海、日本海とを結ぶ路線延長約３，３００ｋｍにおよぶ全国で８つ目の長距離自然歩道です。

　兵庫県では、主に既存のみちを利用し、四季を通じて手軽に楽しく、また安全に歩くことができるように、総延長約６００ｋｍにわたり１日コースを６４コース設定し、案内標識、道順を示す指導標識、資源の解説標識、休憩施設などを整備しています。

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あらかじめコースの見どころ、地形、距離、好ましい季節、日没時刻などを十分に調べて、自分の好みや体力にあったコースを選び、行き帰りの乗り物の時間なども調べて、余裕のある行程を組んで出かけましょう。

アクセス

最新の公共交通機関の運行状況を確認して下さい。特に路線バスによるアクセスについては、路線の廃止、区間の見直しがされている可能性がありますので、ご注意下さい。

天気

天気予報に注意し、天候が悪いときには無理をせず予定を変更し天気の良い日にゆっくり歩きましょう。

行動

山歩きは、少なくとも2人以上のグループで行動しましょう。歩く前には、軽い体操や身体をほぐし、歩く速度はグループの人達の歩くペースに合わせましょう。

狩猟期間中の入山に注意！

狩猟期間（11／15～３／15）については、猟銃やわな等を用いた狩猟が行われている箇所がありますので十分に注意してください。また、狩猟禁止期間においても猟銃を使用した有害駆除が実施されていることもありますので十分に注意してください。

野生動物の出没

山道などにおいては、イノシシ、鹿、熊等の野生動物の出没に十分注意してください。

危険な動植物

山道などには、マムシ、スズメバチ、マダニ、ヤマビル等の人間に危害をおよぼす危険な生き物がいます。また、ウルシのように触れると皮膚炎になるものをはじめ、食べて中毒を起こす危険なもの、花粉症の原因になるものなどさまざまな植物が自生していますので、十分に注意しましょう。

空き缶、ゴミは投げ捨てないで必ず持ち帰りましょう。
タバコの投げ捨て、たき火は山火事のもと、絶対にやめましょう。喫煙者はポケット灰皿を持参して下さい。
果樹や農作物は農家の人達の大切な財産です。傷つけたり、取ったりしないようにしましょう。
歩道上にある獣害防止や土地管理のための柵や門扉等は、きっちりと閉めましょう。
自然に親しみ、後世に残せるよう自然を大切にしましょう。
山で行き交う時は、基本的には登りの人が優先ですが、登り坂で疲れている人は道を譲ってもいいですし、安全に行き違える場所に近い方が退避して待つという融通を利かせることもときに必要です。
他のハイカー人や近隣住民方に迷惑になるような行為はつつしみましょう。（特に、早朝に大きな声で話すなどの行為）