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但馬イヌワシ・エイドプロジェクト

イヌワシって?

 イヌワシの特徴イヌワシ2.jpg

 ・分類・・・・・・タカ目タカ科イヌワシ属に属する猛禽類

 ・体長・・・・・・80㎝~90㎝

 ・翼開長・・・・約2m

 ・食性・・・・・・ノウサギ、ヤマドリ、ヘビなど

 ・行動圏・・・・山地帯に約60㎞

 ・個体数・・・・全国500羽、174つがい、県内2つがい

 ・位置づけ・・国:天然記念物、環境省版レッドリスト:絶滅危惧ⅠB類

        及び兵庫県版レッドデータブックAランク

 

 狩りの方法

 イヌワシは、地上を見渡せる高いところにじっと止まったり、上空を飛びながら獲物を探します。飛びながら探す際には、グライダーのように滑空しながら獲物を探し、ほぼ羽ばたきを行いません。このような性質上、イヌワシの生息には開けた草原等が必要となります。

 

県内で見られなくなるまであと10年??

 イヌワシの数は年々減り続け、現在国内の生息数は500羽ほど言われており、ここ40年でつがい数の約40%が消失しています。県内においても1960年代に15ペアいたものが、現在2ペアのみとなっており、その2ペアも繁殖可能年齢は残り5年程度と推定され、繁殖しなくなったイヌワシは、ペアを解消するため、このままペアの更新が行われない場合、あと10年で県内からイヌワシが姿を消すとも言われています。

なぜ県内のイヌワシが危機的に?

昔の上山高原(放牧).jpeg   県内のイヌワシ生息地では、地元のブランド牛である但馬牛の餌場

 や、茅場と して草原を維持管理してきました。しかし、但馬牛の餌の人工

 飼料等への転換及び茅葺き屋根の減少に伴う草原の放置により、イヌワ

 シの餌場とする草原はやがて、灌木材へと移り変わり、現在では、樹高が 

 約20mに達した単層林となっています。また、木材需要に伴う、樹木の伐

 採及び針葉樹の植林、その後の林業の衰退に伴う荒廃した単層林が増

 加しています。

  これらの森林や草原の単層林化に伴い、草原性の希少な植物や昆虫

 等が激減し、草原性の植物を好むノウサギも著しく減少し、その結果、イ

                         ヌワシの生息が危ぶまれる状況に陥ってしまいました。また、近年では数少なく残った草原等においてシカの食害が顕著に見られ、イヌワシの餌とするノウサギ等の生息数が減少傾向にあります。

但馬イヌワシ・エイドプロジェクトとは・・・

 イヌワシは生態系の頂点に立つ種であるため、それを保全するためには、地域の生態系を保護する必要があります。「但馬イヌワシ・エイドプロジェクト」では、イヌワシのみの保護を目指すのではなく、イヌワシをシンボルとした地域の生態系を保全することを目標に、イヌワシが生息する地域においてシカ柵の設置等を行い、イヌワシの餌動物であるノウサギ等の餌の確保や貴重生物の保護を図るとともに、イヌワシの餌場を新たに創出すること等により、イヌワシを頂点とする地域の生態系の保護を図っていきます。

ふるさと寄附金の用途

 イヌワシの生息に必要な「狩りができる草原のような開けた場所」の確保のため、ササ原の手狩りを等を行うとともに、普及啓発を行い、イヌワシへの理解を深めるとともに、保全機運の醸成を図っていきます。

ご寄附の手続き

 ご寄附の申し込みは、以下の2つの方法があります。

 

 1.ふるさと納税ポータルサイト

 ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」を利用すると、クレジット払いにより、寄附のお申し出から、寄附金のお支払いまで、ワンストップでご寄附頂くことができます。

 

        ふるさとチョイス         楽天ふるさと納税バナー

 

 

 2.寄附申出書による申し込み

 寄附申出書Word寄附申出書PDF」に必要事項(住所、氏名、連絡先等)をご記入の上、1.窓口での直接申込、2.郵便、3電子メール、4.FAXのいずれかの方法でお申し込み下さい。

 ※クレジット払いはご利用できませんのでご注意ください。

  

         送付先        

                                     〒650-8567        

                        兵庫県神戸市中央区下山手通5-10-1

       兵庫県環境部自然鳥獣共生課 自然環境保全班    

        E-mail:shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp
                         FAX:078-362-3069