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西の比叡 書写山圓教寺参詣のみち

●コースの概要

 書写山ロープウェイバス停から、山陽自動車道の下を通り、田畑の中を抜けると集落に出ます。集落を抜けると「圓教寺」への登山道となり、しばらくは急な坂道を登ります。しばらく登ると、姫路市街地を一望できる紫雲堂跡展望広場に着きます。あと少し進むと、ロープウェイ山上駅に到着します。そこからは緩やかな登りとなり、「仁王門」をくぐり「摩尼殿」に進みます。更に西へ進むと国指定文化財の「三つの堂」があり、少し先には展望台があります。ここからの眺めもすばらしく、遠くは瀬戸内海まで望むことができます。圓教寺を過ぎて急な山道を下り、集落を抜けると刀出バス停に到着です。

 

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西の比叡 書写山圓教寺参詣のみち

コースマップ(クリックで拡大表示されます。)

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●圓教寺

 三つの堂

 室町時代に建てられた国の重要文化財です。大講堂は、学問と修行の場、中央にある食堂は、修行僧の寝食の建物で、常行堂は、常行三昧という修行をする道場です。

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●摩尼殿

 天禄元年(970年)に建立。本堂は、急斜面の岩山に築かれた壮大な掛造り(舞台造り)です。本尊は如意輪観音で、国指定重要文化財の四天王像もここにまつられています。

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●開山堂

 寛弘4年(1007年)に建てられ、県指定重要文化財となっています。現在のものは江戸建築で、左甚五郎の作とされる力士や扉が残されています。

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●書写山の花ごよみ

 書写山一帯は、西播丘陵県立自然公園に指定されており、標高が371mあり、スギ、アカマツ、野鳥が多く見られ、自然豊かな地 域となっています。書写山を歩きますと、四季折々の花々を見ることができます。春には、サクラ、ヤマツツジ、ヤマアジサイが、夏には、リョウブ、ムクゲが、秋には、ハギ、タカオカエデ等が訪れる人々の心を和ませてくれます。

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●書写山

 書写山は「西の比叡」と呼ばれ、平安時代の康保3年(966年)、瑞雲に導かれた性空上人により開かれました。上人の徳をしたって山に訪れる天 皇や法王、貴族も多く、その後も善男善女の参詣や多くの僧の修行の場として栄えました。圓教寺は、比叡山を手本とした歴史があり、建物の配置や名称等、似 かよったものとなっています。

指導標の見方

自然歩道のコースには、道の分かれ目や迷いやすい所に道標を設置してあります。(道標には、矢印だけのものと、コースの見所ポイントまでの距離が表示してあるものがあります。)

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アクセス

JR姫路駅から 神姫バス 8系統(書写山ロープウェイ行き) 書写山ロープウェイバス停下車

JR姫路駅から 神姫バス 41系統(山崎行きほか) 33、34、42系統 刀出バス停下車

 

問い合わせ先

兵庫県自然・鳥獣共生課  (078)362-3318

姫路市公園緑化課      (079)221-2413

交通機関問い合わせ先

バス/神姫バス(姫路営業所)  (079)288-1744