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深山と広峯神社を訪ねるみち

●コースの概要

 砥堀駅から線路に沿って北へ向かい、県道から左に離れた後、谷沿いの道を登っていくと、ダムを過ぎたところで「そうめん滝」の分岐に着きます。滝に寄ってから分岐に戻って山道を登っていくと山頂付近の「古墳展望台」に到着します。増位山一帯は、「増位山自然公園」となっており、その1つである「増位山梅林」内を通り、姫路市内で最も古寺である「随願寺」に到着します。その後、更に山道を進むと、国の重要文化財に指定されている「広峯神社」着き、南側への眺望を楽しめます。そこから氷室池、氷室神社を経ながら谷筋を下り、夢前川に出ます。左に曲がり川沿いを進み、「書写の里美術工芸館」に寄ってから、書写山ロープウェイバス停に到着します。

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  深山と広峯神社を訪ねるみち

        コースマップ(クリックで拡大表示されます。)

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●増位山自然公園

 増位山一帯は、標高270mの丘陵地帯で、静寂な樹林、小鳥のさえずる森、清らかな谷川のせせらぎ、眼下に広がる市街地や瀬戸内海の雄大なパノラマ展望を望めます。

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●随願寺

 増位山山上に建つ随願寺は、始まりが聖徳太子の時代とも、奈良時代とも伝えられている古寺で、現存する寺のうち、姫路市内では最古の寺として名高 く、書写山圓教寺と並称される名刹です。かつては、30坊もある大寺院でしたが、天正元年(1573年)、三木の別所長治に攻められ消失しました。天正 13年(1585年)、別所氏を滅ぼした秀吉によって再興されたという歴史の流れをもっています。今の本殿は、寛文6年(1666年)に姫路城主榊原忠次 が建立したものです。 本尊薬師如来は、兵庫県の文化財に指定され、収蔵庫には、平安期作の重要文化財毘沙門天立像が安置されています。

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●夢前川

 源を雪彦山に発し、全長39.8㎞、青山で菅生川と合流し姫路市広畑で瀬戸内海に注いでいます。古くより多くの歌人等に親しまれ、和歌にも詠まれた川であります。

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●広峯神社

 遣唐使として中国へ渡った吉備真備が、奈良時代の天平5年(733年)に創建しました。本殿と拝殿は、室町時代中期に建築され、国の重要文化財に指定されています。

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●そうめん滝

 弥高山と増位山との間を流れる川滝で、奇岩、岩石の間を清流が走り、また、近くにはキャンプ場もあり、四季を通じてたくさんの人々が訪れています。

指導標の見方

自然歩道のコースには、道の分かれ目や迷いやすい所に道標を設置してあります。

(道標には、矢印だけのものと、コースの見所ポイントまでの距離が表示してあるものがあります。)

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アクセス

JR播但線 砥堀駅下車

JR姫路駅から 神姫バス 8系統(書写山ロープウェイ行き) 書写山ロープウェイバス停下車

 

問い合わせ先

兵庫県自然・鳥獣共生課  (078)362-3318

姫路市公園緑化課      (0792)21-2413

交通機関問い合わせ先

JR/JR西日本お客様センター (0570)00-2486、または(06)4960-8686

バス/神姫バス(姫路営業所)  (079)288-1744