コースマップ(クリックで拡大表示されます。)
●三田盆地のなりたち -三田盆地は湖底だった?ー
今から2500万年ほど前、三田、神戸、その西の播磨地方一帯は古神戸湖という大きな湖水盆であり、陸地は準平原を形成していました。三田盆地が湖底であったといわれるのは、この時代のことです。
ところが約30万年前頃、地塊に大きな運動が起こり、丹波、六甲、箕面などが急上昇しはじめ、平原はやがて北摂の山地となりました。10万年ほど前の三田盆地は、周辺土地の隆起にともない、せき止められた武庫川とその支流の溜り場、氾濫原でした。
その後、川水とともに流れ込む土砂によって、ここ道場から武田尾にかけて川底の基盤岩の水準まで埋めたてられ、武庫川がよどみなく下流へ流れるようになったのは、今からわずか3万年ほどの前のことであるといわれています。