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淡路一宮 国生み伝説のみち

●コースの概要

 出発点の神宮前バス停の近くに、国生みの夫婦を祀る伊弉諾神宮があり、境内には天然記念物の「夫婦大楠」があります。進路を南へ向けて緩やかな坂を登ると、一宮の名産である線香にちなんだ淡路市香りの公園に着きます。香りを楽しんだ後、豊かな田園風景の中を進み、旧柳沢城見張台、岩上神社を目当てに津名との境の山へ進路を向けます。山から下りると再び田園風景が広がり、ここでは秋にコスモス祭が開催されます。ミカン畑が広がる山里の中を進み、夫婦岩や俵石、夫婦滝といった一見の価値がある岩や滝に寄りながら草香八幡神社と智禅寺に着きます。その先の夫婦松を過ぎると、瀬戸内海が眼下に広がりはじめます。

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淡路一宮 国生み伝説のみち

コースマップ(クリックで拡大表示されます。)

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●伊弉諾神宮

 「古事記」[日本書紀」の冒頭に描かれる国生みの神話に登場する伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)の夫婦神を祀る日本最古の神社。二柱の神様は、夫の沼矛から滴り落ちた雫が固まってできた「おのこ島」に降り立ち、淡路島から始まる日本の国土をお生みになられたと記されています。境内には、二株の木が一株に合体した樹齢約四百年といわれる珍樹「夫婦大楠」があります。

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●俵石

 米俵を立てたような形をしており、中には沢山の米が詰まっているように見えるところから、その昔、豊作を祈る農業神として信仰を集め、参拝者が相継いだといいます。※参道通行不可能

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●岩上神社

 創建は、1541年に柳沢城主柳沢隼人佐直孝が、大和国石上神宮の分霊を迎え祭祀したのに始まり、その繊細な組み物形式や極彩色は室町時代建築の特徴です。また、本殿後方には高さ約12m、周囲約16mの巨石「神籠石(ひもろぎいし)」があり、神社創建以前より神石として信仰されてきたことがうかがえます。

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●淡路市香りの公園

 「香り」をテーマとしたユニークな公園。一年を通じて様々な香草香木が咲く園内は、香りのオアシスとして親しまれています。

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●夫婦滝

 滝が二つに分かれているところから夫婦滝と呼ばれていますが、草香の不動滝とも呼ばれています。
 山田川の中流にあるこの滝には、不動明王を祀る御堂があります。

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●夫婦岩

 二つの石が重なり合っているようにも、二つの石が鋸をもって引き割られたようにも見え、巨石には心霊が宿っているといわれます。
 上の男石を下の女石が支え続けて何千年にもなります。

指導標の見方

自然歩道のコースには、道の分かれ目や迷いやすい所に道標を設置してあります。 (道標には、矢印だけのものと、コースの見所ポイントまでの距離が表示してあるものがあります。)

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アクセス

津名港ターミナル又は津名一宮インターチェンジ高速バス停前から 

  市コミュニティバス一宮事務所前行き 伊弉諾神宮前バス停下車

  タクシー 旧草香明神バス停前下車(津名港から14km 津名一宮ICから10km)

問い合わせ先

兵庫県自然・鳥獣共生課  (078)362-3318
淡路市商工観光課      (0799)64-0001

交通機関問い合わせ先

バス/市コミュニティバス(受託事業者:本四海峡バス東浦乗車券販売所) (0799)74-0600

タクシー/一宮タクシー (0799)85-0232