◆ PCモードで表示 ◆

丹波朝霧のみち

●コース概要

 城南小学校前バス停からデカンショ街道、小枕の集落を越え、美濃坂峠を目指して進みます。峠までもう少しのところで、丹波篠山市側を望むことができる展望所があります。秋から冬にかけて丹波地方では朝霧が多く見られ、ここから望む雲海は美しいことで知られています。展望所から少し登ると、美濃坂峠に着きます。峠には「ふきのとう休憩所」としてあずまやが建てられており、ここから三国ヶ岳を目指します。頂上に広い場所はありませんが、随所で眺望を楽しむことができます。再び美濃坂峠へと戻り、コースを進みます。稲荷神社を通過し山道を登ると、愛宕山と龍蔵寺への分岐点にさしかかります。この周辺は龍蔵寺の修験道となっていたことから、きつく険しい山道になっています。愛宕堂を目指して下りていき、愛宕堂からは、石段を下りていけば龍蔵寺に着きます。ここからしばらく進んでいくと、龍蔵寺口バス停に到着します。
*愛宕山、三国ヶ岳は毎年9月10日~11月15日の間、入山規制があります。

       丹波 朝霧のみち

              コースマップ(クリックで拡大表示されます。)

●愛宕山

摂津と丹波の国境を区切る愛宕山、三国ケ岳、中尾の峰の三峰は太平山と総称され、かつては修験道の行場として繁栄していました。そのため山頂までの道のりは非常に険しいものとなっています。

●母子の茶畑

三田市は、お茶の産地として知られており、斜面に広がる茶畑の美しい風景が特徴的です。ここで摘まれた母子茶は、永沢寺の開祖が中国から伝えたといわれており、高地特有の味と香りが親しまれています。

●稲荷神社

茶畑が続く細道を登ると左手に石灯籠が見えます。杉木立の茂った奥には、赤い鳥居と小さなお社と巨石があり、古代の祭祀の跡の磐座であったと思われます。

●青野川渓谷

青野川渓谷は、三田市母子を源に流れる美しい清流と、四季折々の美しい風景で、訪れる人々の目を楽しませてくれます。また途中にある「尼ン滝」は、尼僧が滝に打たれて修行した場と言い伝えられており、今ではドライバーやハイカーの憩いの場となっています。

●龍蔵寺

太平山龍蔵寺は、西暦645年インドから来た法道仙人によって建てられました。中世には丹波における修験道の道場して栄え、文保寺、高仙寺とともに多紀三山の一つと言われた名刹です。ひなびた中にも風格を漂わせる寺院と、清流をたたえる龍蔵寺川が織りなす四季折々の風景は、人々の心を和ましてくれます。

アクセス

JR古市駅(国道古市バス停)から 神姫グリーンバス  篠山営業所行き 城南学校前バス停下車

JR古市駅(国道古市バス停)から 神姫グリーンバス  篠山営業所行き 龍蔵寺口バス停下車

問い合わせ先

兵庫県自然・鳥獣共生課     (078)362-3318
丹波篠山市商工観光課       (079)552-6907
三田市公園みどり課         (079)559-5110

交通機関問い合わせ先

バス/神姫グリーンバス(篠山営業所)  (079)552-1157