●コースの概要
応挙寺とも呼ばれる大乗寺を発ち集落の中へ足を向ける。一つ目の十字路を右に折れ、板壁のまちなみをしばらく歩く。左手に矢田川の堤防が見えたらそちらへ進み、階段を上って堤防天端の道に出る。しばらく堤防を下流に向かって歩いた後、油良橋を渡り更に下流へと進む。
香住浜が目に入ると同時に踏切と国道にあたる。そこを渡ってまた下流へと進むと次第に漁港らしいまちなみとなる。そのまま海沿いに歩いていくと、ようやく香住漁港の展望が広がり日本海の香りが漂ってくる。
すぐ近くの岩場付近には、古浜坂湖の湖底にできた波の跡がそのまま化石になったとされる蓮痕化石が露出しており、解説標識や四阿が設置されている。ここからしばらくは見晴らしの良い道を三田浜園地に向かって歩く。
近くに弁天島、松島をはじめとする大小の島々が見え、少し離れた白石島なども見える。三田浜園地は澄んだ美しい小さな入り江で、夏は海水浴場やキャンプ場として賑わう。
製塩土器出土地でもあり三田浜甘露水と呼ばれる湧き水もある。穏やかな砂浜から離れ少しだけ足を進めると、荒波が創り出した断崖と広大な日本海を望む展望所に到着する。コースは来た道をそのまま戻り、下浜の集落にある下の浜バス停で終点である。