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猪名川渓谷県立自然公園

○猪名川渓谷県立自然公園の概要

 猪名川渓谷県立自然公園は、兵庫県の東南端の阪神間諸都市に最も近い距離にあり、アプローチの良好な公園である。北摂群山大野山(753.5m)を最高峰に愛宕山(484m)、山王山(301m)、雨森山(384m)、知明山(344m)等の山地を浸食した猪名川は、美しい渓流をなし、この公園のほぼ中央部を流れている。

 公園区域は都市に近いため、大部分がコバノミツバツツジ・コナラなど、また一部はネザサなどのササ類を下生にもつ、アカマツ・クヌギ等の二次林でしめられ、ヒノキの植林地も点在している。

 猪名川及び能勢川は、北摂群山山岳地を浸食し、とくに竜ヶ峡、屏風岩等は、その代表的なもので、春の新緑、秋の紅葉等が調和し、渓谷美は当該地区の特色となっている。

 又、一庫温泉、籠防温泉、杉生新田などの冷泉が湧出し、自然景観とあいまって趣をそえている。

○みどころ

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●大野山

 頂上は360度の視界が開け、多紀連山や六甲山を見渡せる。山頂の近くにはキャンプ場もある。

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●妙見山

 山頂部にブナ・トチノキ・ホウノキなどの自然林が生育。ふもとから山上まではケーブルとリフトで結ばれ、山頂の無漏山真如寺には、参拝者やハイカーが多い。近畿自然歩道の起点でもある。