〇ツヤハダゴマダラカミキリの発見にご協力ください!
ツヤハダゴマダラカミキリは、主に街路樹のアキニレや、その他カツラ、トチノキ、エンジュ、ポプラ等の樹木を幼虫が食害し、枯死させる特定外来生物です。枯死により、落枝や倒木による人的被害が発生する可能性があります。
兵庫県では、令和3年に神戸市の六甲アイランド、令和5年に西宮市の西宮浜のアキニレに対する被害が確認されています。
ツヤハダゴマダラカミキリは、1年に1世代で、卵・幼虫・蛹で越冬し、幼虫は、樹木の生木を摂食し、フラス(フンと木くずが混ざったもの)を排出しながら、樹体内で成長し、蛹になります。成虫は、5月から10月(ピークは7月)にかけて見られ、直径約1~1.5cmのまん丸な孔を開けて、脱出します。
メスの成虫は、交尾後、幹や枝に直径役1~1.5cmのすり鉢状のかみ傷をつけ、中心に産卵をします。(1雌あたりの産卵数は約45~62個。)
もし、見つけた場合は、兵庫県またはお住いの自治体窓口まで、ご連絡をお願いします。
・県チラシ チラシ(ツヤハダゴマダラカミキリ成虫)
<成虫>(写真:兵庫県自然保護協会 提供)
<幼虫>(写真:兵庫県自然保護協会 提供) <フラス>(写真:兵庫県自然保護協会 提供)
フラスは繊維状の木くずが混じる。
<脱出孔>(写真:兵庫県自然保護協会 提供) <産卵痕>
直径約1~1.5cmのまん丸な孔を開けて成虫は脱出する。 直径約1~1.5cmのすり鉢状のかみ傷をつけて中心に産卵する。
<被害を受けて伐採した木>