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第2部 第1章 第4節 新幹線公害

 

第4節 新幹線公害

 

第1 騒音等の現況(資料編第4-24表

 

 平成13年度に14地点で実施した新幹線鉄道騒音の調査結果を見ると、近接軌道中心から25mの地点における新幹線鉄道騒音の環境基準達成状況は、・類型では12地点中4地点、・類型は、2地点すべて達成していた。

 暫定目標(75dB)は、14地点中13地点で達成している。

 なお、環境基準の達成状況は、近年横ばいで推移している。
騒音測定と同時に行った振動調査では、近接軌道中心から12.5mの地点において指針値(70dB)を超えた地点はなかった。

 

第2-1-8表 新幹線鉄道騒音調査結果

2_1_8hs.gif

 

第2 防音対策等

 

 JR西日本により、新幹線車両の低騒音化対策、バラストマットの敷設等の軌道対策及び防音壁の設置が行われている。

 山陽新幹線沿線の公害対策を今後とも円滑に進めるためには、県と市町との緊密な連携が必要であることから、平成8年9月に県と関係14市町で「新幹線鉄道公害対策連絡会」を組織したが、今後ともこの連絡会が中心となって、騒音・振動対策の着実な実施についてJR西日本や国に対して要請していく。

 

2_1_4_1.jpg 新幹線防音対策(ラムダ壁)