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平成16年度事業者によるダイオキシン類の自主測定結果について

 ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、平成16年度に県内(神戸市及び姫路市を除く)の廃棄物焼却施設等の特定施設の設置者から県に報告のあった排出ガス、排出水等の自主測定結果の概要は次のとおりである。

 また、自主測定結果の詳細は別紙1「事業場別自主測定結果一覧表」(PDFファイル:72KB)のとおりである。

 

1 排出ガス

(1) 自主測定結果報告状況及び基準適合状況

排出ガスの測定結果報告状況及び排出基準適合状況は表-1のとおりである。

休止中(建設中等を含む)の施設を除く340施設の約90%に当たる305施設について報告がなされた。

自主測定の結果では1施設(産業廃棄物焼却炉)が排出基準(10ng-TEQ/m3N)を超過していた。

 

表-1 排出ガスの測定結果報告状況及び排出基準適合状況

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図-1 焼却能力別の排ガス中のダイオキシン類濃度

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(2) 対応

自主測定結果報告を行なっていない施設については、文書指示等により自主測定を行い報告するよう指導している。また、排出基準を超過した1施設については改善指示を行った。(後日、廃業)

 

2 燃え殻・ばいじん

(1) 自主測定結果報告状況及び基準適合状況

燃え殻、ばいじんの測定結果報告状況及び処理基準の適合状況は表-2のとおりである。ばいじんについては、休止中(建設中等を含む)の施設を除く廃棄物焼却施設240施設の約85%に当たる205施設から、燃え殻については、284施設の約89%に当たる252施設から報告がなされた。

ダイオキシン類の含有量が3ng-TEQ/gを超えた施設は、燃え殻では1で、ばいじんでは29施設(市町等設置の一般廃棄物焼却施設26、産業廃棄物焼却施設1、小型焼却施設2)であった。うち28施設はコンクリート固化、薬剤処理等が行なわれており、処理基準に従い適正な処理がなされている。残りの2施設のうち1施設はばいじん処理を外部委託予定であり、1施設は煙道の洗浄後再測定を実施した結果、0.013ng-TEQ/gであった。

 

表-2 燃え殻、ばいじんの測定結果報告状況及び排出基準適合状況

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図-2 焼却能力別のばいじん中のダイオキシン類濃度

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図-3 焼却能力別の燃え殻中のダイオキシン類濃度

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(2) 対応

自主測定結果報告を行なっていない施設については、文書指示等により自主測定を行い報告するよう指導している。

 

3 排出水

(1) 自主測定結果報告状況及び基準適合状況

排出水の測定結果報告状況及び排出基準の適合状況は表3のとおりであり、全ての事業場から報告がなされた。

自主測定の結果では、全ての事業場が排出基準に適合していた。

 

表3 排出水の測定結果報告状況及び基準の適合状況

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(2) 対応

自主測定結果で全ての事業場が排水基準に適合していたが、今後とも基準を遵守するよう指導していく。 

 

(参考)

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事業場別自主測定結果一覧表(PDF:72KB)