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水質汚濁の現況(地下水質)
 
1 概況調査等(表15
(1) 概況調査(調査機関:姫路市)
 市域の全体的な地下水質の状況を把握するため、20地点で調査を行った。
 このうち、新たに環境基準を超過した地点は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素で1地点(姫路市林田)である。(表15(2))
この地点は、平成15年度から定期モニタリング調査により、汚染の推移を把握することとしている。 
(2) 定点調査(調査機関:近畿地方整備局、兵庫県、神戸市、尼崎市、明石市、西宮市、加古川市)
 本調査は、測定点を固定して継続的なモニタリングとして定期的に実施するものであり、194地点で調査を行った。
このうち、新たに環境基準を超過した地点は、砒素、ふっ素で1地点(猪名川町万善)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素で3地点(加古川市野口町水足、三木市志染町安福田、社町西古瀬、)、ふっ素で1地点(山崎町葛根)である。(表15(2))
これらの地点は、平成15年度から定期モニタリング調査により、汚染の推移を把握することとしている。
2 定期モニタリング調査(汚染地区調査)
 (調査機関:近畿地方整備局、兵庫県、神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、加古川市、太子町)
 過去に汚染が発見された井戸周辺地区等の継続的な監視のため、17市17町の101地区(1,149検体)で調査を行った。
内訳は、鉛(13検体)、砒素(40検体)、揮発性有機塩素化合物(991検体)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素(81検体)、ふっ素(24検体)である。
その結果、鉛2検体、砒素16検体、揮発性有機塩素化合物75検体、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素25検体、ふっ素8検体が環境基準を超過している。
鉛、砒素及びふっ素の汚染原因は、自然由来と考えられる。
揮発性有機塩素化合物による汚染については、地下水や土壌ガス等の詳細な調査を実施し、汚染範囲の確定や原因究明を行うとともに、原因者に対しては、浄化対策指導等を行っている。
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素による汚染については、人為的なものと考えられるが、関係機関と協議し、原因の究明を図ることとしている。

 

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