過去に汚染が発見された井戸周辺地区等の継続的な監視のため、17市17町の78地区(241地点)で調査を行った。
内訳は、鉛2地区(4地点)、砒素14地区(41地点)、揮発性有機塩素化合物34地区(128地点)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素17地区(52地点)、ふっ素11地区(20地点)である。
その結果、鉛1地区(1地点)、砒素6地区(14地点)、揮発性有機塩素化合物22地区(34地点)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素12地区(16地点)ふっ素6地区(7地点)で環境基準を超過している。
鉛、砒素及びふっ素の汚染原因は、自然由来と考えられる。
揮発性有機塩素化合物による汚染については、地下水や土壌ガス等の詳細な調査を実施し、汚染範囲の確定や原因究明を行うとともに、原因者に対しては、浄化対策指導等を行っている。
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素による汚染については、人為的なものと考えられるが、関係機関と協議し、原因の究明を図ることとしている。
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