@ 河川(BOD)
河川水質については、やや悪化した水域がみられるものの、下水道整備をはじめとした生活排水対策等の進展により長期的には水質改善が進んでいる。 |
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ア 阪神地域 |
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11水域中10水域で環境基準を達成しており、達成しなかった水域は、猪名川下流である。 |
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イ 播磨地域 |
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20水域中18水域で環境基準を達成しており、長期的には水質全体として改善傾向を示している。達成しなかった水域は、千種川上流、千種川下流である。
また、天川、法華山谷川、八家川及び大津茂川では環境基準が設定されていないが、長期的には改善の傾向を示している。 |
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ウ 但馬地域 |
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円山川をはじめとする日本海流入諸河川(竹野川、佐津川、矢田川及び岸田川)の8水域全てで環境基準を達成しており、良好な水質を維持している。 |
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エ 淡路地域 |
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洲本川、三原川では環境基準が設定されていないが、水質はやや悪化したものの、長期的にはほぼ横ばいの傾向を示している。 |
A 海域(COD、全窒素及び全燐)
大阪湾及び播磨灘の一部の水域では、沖合部を中心に環境基準未達成の状態にある。
ここ数年、瀬戸内海流入河川については、水質改善が図られてきているが、海域の水質(COD)改善に結びつかず、横ばい傾向である。これは、海水交換が悪い閉鎖性水域であること等から、短期間での水質改善を困難にしていると考えられる。 |
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ア 大阪湾 |
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CODについては、9水域中5水域、全窒素については、3水域の全水域で、全燐については、3水域中2水域で環境基準を達成している。 |
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イ 播磨灘(播磨灘北西部及び淡路島西部南部海域を含む) |
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CODについては15水域中11水域、全窒素及び全燐については6水域全てで環境基準を達成している。 |
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ウ 日本海 |
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山陰海岸地先海域は、環境基準を達成し、良好な水質を維持している。
津居山港海域は、環境基準を達成している。 |
B 湖沼(COD及び全燐)
千苅水源地のCODについては、環境基準を達成しており、全燐についても、暫定目標値を下回っている。 |