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水質汚濁の現況(地下水質)
 
1 概況調査(表15
 (調査機関:近畿地方整備局、兵庫県、神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、加古川市、宝塚市)
 地下水質の全体的な状況を把握する目的で、全項目調査を基本として実施してきた。
姫路市では、新規地点として20地点で調査を行い、姫路市以外では継続地点として194地点で調査を行った。
 これらの調査の結果、新たに環境基準を超過した地点は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素で1地点(姫路市飾東町山崎)、ふっ素で1地点(西脇市蒲江)であるが、既に飲用指導を行っており、健康影響が生じる恐れはない。(表15(2))
 なお、これらの地点は、以後、定期モニタリング調査等により、監視を継続していくこととしている。

2 定期モニタリング調査(汚染地区調査)
 (調査機関:近畿地方整備局、兵庫県、神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市、加古川市、宝塚市、太子町)
 過去に汚染が発見された井戸周辺地区等の継続的な監視のため、17市18町の111地区(1,177検体)で調査を行った。
 内訳は、鉛(9検体)、砒素(41検体)、揮発性有機塩素化合物(1,001検体)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素(99検体)、ふっ素(27検体)である。
 その結果、鉛2検体、砒素14検体、揮発性有機塩素化合物70検体、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素32検体、ふっ素9検体が環境基準を超過している。
 鉛、砒素及びふっ素の汚染原因は、自然由来と考えられる。
 揮発性有機塩素化合物による汚染については、地下水や土壌ガス等の詳細な調査を実施し、汚染範囲の確定や原因究明を行うとともに、原因者に対しては、浄化対策指導等を行っている。
 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素による汚染については、人為的なものと考えられるが、原因の究明を行うとともに関係機関と協議し、対応していくこととしている。

 

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