● 土地利用計画の見直しにあたって配慮した事項

 土地利用計画の見直しにあたっては、主に自然環境及び景観の保全等に配慮した。
@ 自然環境の保全に対する配慮事項
・保全緑地を可能な限り確保するため、改変区域を縮小することを検討した。
・植生自然度の高い群集や群落をできる限り保全するため、施設配置の変更を検討した。
・計画区域内の湿性地を保全するため、施設配置の変更を検討した。
A 自然環境の創出に対する配慮事項
・より自然豊かな緑地の整備を目指すため、造成工事に伴って生じる調整池及びその周囲については、水辺を生かした生物生息空間を創出することを検討した。
・修景緑地については、できる限り既存樹木等を活かした植裁を検討した。
・より生物多様性の高い緑地を目指し、保全緑地の維持管理については、目標林を設定して林相変換等を行うことを検討した。
B 景観の保全に関する配慮事項
・本事業の実施に伴い出現する調整池の堰堤や園路の法面及び展望カフェテラス等の構造物と周辺景観とが調和するよう検討した。

 土地利用計画の見直しについて変更に至った経緯は、以下のとおりである。
・展望拠点施設はここをクリック!
・広場及び植栽計画はここをクリック!
・調整池はここをクリック!


● 土地利用(主要施設)の変更比較表
 (土地利用の変更前後の比較図はここをクリック!)

土地利用 変更前 変更後 備 考
面積
(ha)
割合
(%)
面積
(ha)
割合
(%)
面積
(ha)





展望拠点施設 0.5 0.7 0.2 0.3 -0.3     
広場
(園地)
1.9 2.5 0.6 0.8 -1.3     
園路等 1.9 2.5 2.3 3.0 0.4     
駐車場 0.3 0.4 0.4 0.5 0.1 身障者用駐車場を増設するとともに、園内移動施設の回転場所を設置した。
修景池 0.3 0.4 0.1 0.2 -0.2 施設計画の見直しにより、修景池の一つを削除した。
調整池 0.5 0.7 1.0 1.3 0.5 藤八川調整池及び長谷川3号調整池を追加設置した。
小 計 5.4 7.2 4.6 6.1 -0.8     
修景緑地 4.8 6.4 3.2 4.2 -1.6     
保全緑地 65.2 86.5 67.6 89.7 2.4     
合 計 75.4 100.0 75.4 100.0 0.0