● 現況調査の結果
(1) 現況調査の方法等

調査項目 調査期間及び頻度 調査地域 調査方法
道路交通騒音 平日1日:
平成13年3月21日(水)〜22日(木)
休日1日:
平成13年7月29日(日)
主要地方道福良江井岩屋線の道路端1地点及び背後地(道路端から15mの地点)1地点、計2地点
(現況調査地点位置図はここをクリック!)
 「騒音に係る環境基準について」(平成10年9月、環境庁告示第64号)に準拠した現地調査を行った。
交通量
走行速度

(2) 調査結果

 道路交通騒音の時間帯別平均値は、セミの鳴き声による影響があった背後地の7月(休日)の昼間を除いて、環境基準に適合した。


(道路交通騒音)

調査日 調査地点 調査結果 環境基準
昼間 夜間 昼間 夜間
3月
(平日)
道路端
(地上1.2m)
65 60 70 65
背後地
(地上4.2m)
59 56 65 60
7月
(休日)
道路端
(地上1.2m)
65 59 70 65
背後地
(地上4.2m)
*70 55 65 60
〔備考〕1.昼間:午前6時〜午後10時,夜間:午後10時〜翌日午前6時
    2.環境基準値は、道路端は、幹線交通を担う道路に近接する空間を、民家付近はA地域のうち
     2車線以上の車線を有する道路に面する地域をあてはめた。
    3.*:環境基準に不適合であることを示す。
    4.背後地とは、道路端から15mの地点である。


環境保全目標

評価項目 環境保全目標
工事中の土地造成工事に伴う影響  大部分の地域住民が日常生活において支障がないこと。
工事中の建設資材運搬車両等の走行に伴う影響  大部分の地域住民が日常生活において支障がないこと。
供用後の自動車の走行に伴う影響  環境基本法に定められた環境基準の達成と維持に支障がないこと。

 なお、以下の値でもって評価を行った。
予測地点 地域の区分 昼間
(午前6時〜午後10時)
道路端 専ら住居の用に供される地域 2車線以上の車線を有する道路に面する地域 70 dB以下
背後地
(道路端から15mの地点)
幹線交通を担う道路に近接する空間 65 dB以下


環境に及ぼす影響の予測及び評価
(1) 予測の方法等

予測項目 予測の
対象時期
予測地域 予測方法
工事中の土地造成工事に伴う影響 造成工事の最盛期 造成工事区域に近接する民家  主として造成工事に伴う建設作業騒音について、環境保全措置を検討し、最近接民家に及ぼす影響を定性的に予測した。
工事中の建設資材運搬車両等の走行に伴う影響 資材搬入車両等の台数が最大となる時期  事業計画に基づき環境保全措置を検討し、沿道環境への影響を定性的に予測した。
供用後の自動車の走行に伴う影響 公園施設の供用開始後 主要地方道福良江井岩屋線の道路端及び近接する民家
(予測地点位置図はここをクリック!)
 来場者等の自動車の走行による道路交通騒音について、道路端及び最近接民家に及ぼす影響を「ASJ Model 1998」((社)日本音響学会)を基本とする騒音伝搬モデルで定量的に予測した。


(2) 予測結果

予測項目 予測結果
工事中の土地造成工事に伴う影響  本事業の造成区域から最も近接する民家までの距離が十分確保されていることなどから、建設作業騒音の影響は小さいものと予測される。
工事中の建設資材運搬車両等の走行に伴う影響  建設資材運搬車両等の交通量は、最大で約60台/日程度と少なく、一般車両の交通量と比べて1.8%程度であり、影響は小さいものと予測される。
供用後の自動車の走行に伴う影響 道路交通騒音の昼間1)の予測結果(LAeq)を以下に示す。
区 分 予測地点 予測結果 環境基準2)
平 日 道路端(地上1.2m) 65 70
背後地(地上4.2m) 60 65
休 日 道路端(地上1.2m) 65 70
背後地(地上4.2m) 61 65
〔備考〕1)昼間:午前6時〜午後10時
    2)環境基準値は、民家付近は環境基準のA地域のうち2車線以上の車線を
     有する道路に面する地域を、道路端は幹線交通を担う道路に近接する空
     間をあてはめた。


(3) 評価結果

評価項目 評価結果
工事中の土地造成工事に伴う影響  予測結果から環境保全目標を満足するものと考えられる。
工事中の建設資材運搬車両等の走行に伴う影響  予測結果から環境保全目標を満足するものと考えられる。
供用後の自動車の走行に伴う影響  予測結果が平日及び休日ともに環境保全目標値を下回っていることから、環境保全目標を満足する。