良好な環境を保全するため関連法令を遵守するほか、廃棄物の排出をできる限り低減する対策を講じる。また、工事中の飛散粉じんの抑制、濁水流出防止対策を実施するとともに、建設資材運搬車両等の走行については、運転員に対する安全走行の徹底を図る。 |
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自然環境の保全のために講じる措置
造成工事の実施にあたっては、安定勾配の確保など、土地の安定性に十分配慮して行う。 本事業では、可能な限り保全緑地を確保する計画とするとともに、修景緑地の整備に関して現存植生に配慮した植生回復のための措置を講じる。また、計画区域内外で確認された貴重な動植物については、生育・生息状況を把握し、必要に応じて適切な保全措置を講じる。 景観については、周辺景観と著しい違和感が生じないよう施設のデザインや色彩等に配慮するなど、適切な措置を講じる。 計画区域内の保全緑地については、アカマツ群落などの良好な植生の維持管理を行うとともに、モウソウチク−マダケ群落をより生物多様性が高いウバメガシ−コシダ群集及びコナラ−アベマキ群集への林相変換を持続的に図るほか、アカマツ−モチツツジ群集やコナラ−アベマキ群集では下草刈りなどを行い、より良い植生への質的変換に努める。また、計画区域内で水辺の生物生息空間を創出し、多様な動植物の生育・生息場所の確保や誘引を図る。 工事中に新たに貴重な動植物が確認された場合には、学識経験者の指導のもと、その保全に必要な措置を講じる。 |
本事業は、山林を主とした当地に、明石海峡の雄大な景色を楽しめる展望拠点施設を中心としたレクリエーション施設や良好な緑地の整備を図るものであり、人が自然と触れ合える場を創出するものである。
計画区域内に通じる園路については、柵や看板の設置を施すことにより、より快適で安全な移動空間を創出する。
樹木の伐採にあたっては、大径木、姿・形の良い木等は可能な限り移植に努め、伐採樹木のチップ化や建設資材等に再利用する。また、生ごみや刈り枝等をコンポスト化し、園内で肥料等に再利用する。 本事業では、環境に及ぼす影響を予測・評価し、適切な環境保全措置を講じることとしているが、工事中及び供用開始後に予測し得なかった著しい悪影響の発生がみられる場合には、必要な措置を講じる。 |
来場者の見る計画区域内の景観については、可能な限り調整池及び法面等の景観に配慮した事業計画となるよう努める。 |