環境審議会廃棄物部会 議事録(平成17年11月21日(月))

開会の日時 平成17年11月21日(月) 10:00~12:00
場     所 兵庫県民会館 303会議室
出席者(委員) 盛岡 通  部会長 西村 多嘉子 委員
山口 克人  委員 北野 美智子 委員
澤田 功   委員 佐伯 忠良  委員
赤井 俊子  委員 伊藤 毅志  委員(代理:中島 清一)
朝日 稔   副会長  
議     題 (1)兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画案について
(2)大阪湾圏域広域処理場整備基本計画の変更について
配布資料 資料1   兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画案
資料2   パブリックコメントで提出された意見等の概要とこれに対する考え方
資料3   日本環境安全事業㈱からの意見
資料4   「兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画」修正箇所対比表
参考資料  大阪PCB廃棄物処理施設に係る受入基準(概要)
資料5   大阪湾圏域広域処理場整備基本計画(フェニックス基本計画)の変更について
 

議事内容

 

【事務局】
 定刻になりましたので、ただいまから環境審議会廃棄物部会を開催させていただきます。私は、環境整備課の新城でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 開会に先立ちまして、審議会の成立要件であります、委員の出席数についてご報告申し上げます。本日は、委員11名、特別委員1名に対しまして、7名の委員にご出席をいただいております。過半数に達しておりますので、兵庫県環境審議会条例第6条第5号で準用されます第5条第2項の会議成立要件を満たしておりますことをご報告させていただきます。
 なお、部会委員の他に、今日は環境審議会の朝日副会長にご出席いただいております。よろしくお願いいたします。
 本日出席予定の兵庫県連合婦人会会長の北野委員につきましては、15分程遅れるということでございます。また、澤田委員におかれましては、他の公務のために、11:30頃退席されるということですので、よろしくお願いしたいと思います。それでは、開会にあたりまして、兵庫県の原田環境局長からご挨拶申し上げます。

【環境局長】
 おはようございます。環境局長の原田でございます。委員の皆様におかれましては、何かとご多忙の中、ご出席を賜りまして、ありがとうございます。また、本県の環境行政の推進につきまして、格別のご支援を頂いており、心から感謝申し上げます。さて、PCB廃棄物の処理につきましては、国におきまして、日本環境安全事業株式会社を事業主体として、全国5地域で処理体制の整備を進めているところでございます。昨年12月に北九州事業が。また本年8月末には豊田事業が操業を開始しております。東京事業についても、間もなく操業が開始される段階と聞いております。近畿2府4県の液状の廃棄物の処理を行います大阪事業におきましても、予定どおり平成18年8月の操業開始に向けて、順調に工事が進んでいるというところです。また、当県におきましては、この大阪事業での処理に向けまして、関係自治体と構成している近畿ブロック産業廃棄物対策推進協議会PCB廃棄物広域処理部会を設置しまして、受入基準の設定、あるいは収集運搬業者の許可の考え方などについて協議を進めているところです。これらの結果を踏まえまして、搬入の対象となる、県下の保管事業者に対する説明会を、この12月中に開催することとしております。安全かつ確実な処理の推進に向けた体制作りを進めているところです。本県のPCB廃棄物処理計画の策定につきましては、前2回の部会でご審議いただきました。ご意見に基づきまして、修正案を作りました。また、先日、パブリックコメントを終了したところです。本日の部会におきましては、パブリックコメントに対する県の考え方、及びPCB処理計画案への反映についてご審議をお願いしまして、最終的な取りまとめを行っていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。また、大阪湾圏域広域処理場整備基本計画の変更につきまして、広域臨海環境整備センター法案に対する附帯決議に基づく国の通知により、地方公害対策審議会の意見を聴くこととされておりますので、あわせてよろしくお願い申し上げまして、開会のあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

【事務局】
 それでは議事に入ります前に、お手元にお配りしております資料の確認をお願いしたいと思います。まず、本日の会議次第。次に出席者名簿。環境審議会廃棄物部会議事録ということで、前回、3月29日の議事録。資料1として「兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画案」。資料2として「パブリックコメントで提出された意見等の概要とこれに対する考え方」。資料3として「日本環境安全事業株式会社からの意見」。資料4として「兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画修正箇所対比表」。参考資料として「大阪事業におけるPCB廃棄物受入基準等の概要」。資料5として「大阪湾圏域広域処理場整備基本計画(フェニックス基本計画)の変更について」。以上の資料をお手元に配布しております。よろしくご確認をお願いします。

【事務局】
 それではこれより議事に入りたいと思いますが、これからの進行は盛岡部会長にお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【盛岡部会長】
 それでは環境審議会廃棄物部会、第3回ですが、前2回でご審議いただきました結果に基づきまして、パブリックコメント用の案をいただき、この間、パブリックコメントを実施していただきました。それに対する修正をご披露いただくわけです。議題としては2つありますが、フェニックス計画の変更につきましては後ほどご審議いただくことにしまして、前半の部分の、兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画案についてのご審議を、慎重にお願い申し上げます。審議の時間は合わせてお昼12時までとなっておりますので、よろしくお願いします。
 それでは、早速ですが、兵庫県環境審議会の運営に関する規定第11条で準用される第3条の規定によりまして、この部会についても原則公開となっていますが、事務局に対して、傍聴を希望された方がおられたかどうか確認したいと思います。事務局どうぞ。

【事務局】
 本日、傍聴を希望された方はございません。

【盛岡部会長】
 傍聴を希望された方はいないということですが、写真撮影を含めて、希望者はおられますでしょうか。

【事務局】
 本日、写真撮影を希望された方もございません。

【盛岡部会長】
 ないということですね。それでは、この件に関しましては以上で終わりまして、次に、議事録の確認ということになっています。議事録につきましては、出席者名簿に続いて、3月29日の記録が添付されております。この点につきましても、第11条で準用される、第4条の規定ということで、会議の記録によって、会議内容を記載するとなっています。この点で、会議の記録及び資料は公開するとされておりますので、この第2回環境審議会廃棄物部会の記録についても確認していただきたいと思います。お持ち帰りいただいて、今月中に事務局までご連絡ください。特に問題がなければ、このまま公開するということでよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、早速ですが、議事に入ります。大変内容がたくさんありますが、2回審議したということもありますので、とりわけパブリックコメント手続きの結果、修正された所を中心に、事務局から説明をお願いします。それではよろしくお願いします。

【事務局】
 (兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画案の説明)

【盛岡部会長】
 ありがとうございました。それでは、ただ今ご説明いただきました兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画案につきまして、文を修正していただいた部分は、ごく限られていますが、是非ご意見等を賜って、更なる審議の結果、この点についての結論を出して行きたいと思います。まず私の方から伺いますが、今回、日本環境安全事業株式会社からの意見以外に、パブリックコメントは3件提出されていますね。この提出された件数というのは、一人の方が3件というのではなく、別々の人で3件と考えてよいのかどうかということと、このご意見は、概ね事業者の方からのご意見と理解してよろしいでしょうか。これが第1点です。第2点は、少し微妙なことを伺いますが、前回議事録にございましたように、このパブリックコメントを求めて、我々としてこの計画案を計画として確定する時期は、早ければこの夏であったと記憶していますし、議事録にもそのように掲載されております。それが、秋も深まったこの時期に延びたということは、この間、慎重に配慮、調整した結果であると、好意的には理解することができますが、その経過で特に私どもが配慮すべきポイントがあるとすればどこかという点です。

【事務局】
 まず最初のご質問ですが、パブリックコメントにつきましては、この1番2番につきましては同じ方からのものです。従いまして、お二方から3点出てまいりました。確かに、先生のおっしゃるとおり、事業所関係の方ではないかと想像しますが、頂戴したものは当然個人名ですので、詳細、どこの会社の方かということまでは判明しません。第2点目ですが、夏頃までにとしていましたが、日本環境安全事業株式会社から、この4点以外にも配慮事項や意見がありました。それについても、修正等々につきまして、調整するのに時間を要したという点もあります。

【盛岡部会長】
 課長さん、何かごさいますか。

【環境整備課長】
 夏から秋になったのは、実は、日本環境安全事業株式会社が平成18年8月の操業開始に向けて、収集運搬の受け入れ基準を詰めていた時期と重なったこともありまして、先ほど髙石の方からの説明にもありましたが、収集運搬に関しましてより詳細に煮詰まってきたこともあり、その点の調整に時間を要したということもあります。

【盛岡部会長】
 ありがとうございました。他にいかがでしょうか。

【北野委員】
 遅れてきましたので、後のことしかわからないのですが、資料4の修正箇所の分ですが、3番の不法投棄物の所で、初めはすみやかに搬入すると明確に書いてあるのですが、修正後は、可能な限り早期に処理できるよう着実に搬入を進めるとなっています。言葉は丁寧になっていますが、そこに何の含みがあるのかと感じるのですがいかがでしょうか。どういう意味でこう修正されたのか。

【盛岡部会長】
 では、あらためてという部分もあるかもしれませんが、簡潔にお答えください。

【事務局】
 「可能な限り早期に処理できるように」という表現にしたのは、一つは日本環境安全事業株式会社の受入体制の問題がありました。不法投棄物や油の漏洩が認められるような物は、もちろん、更に密閉した状態にして保管し、運搬する必要があります。そういう物ばかり集中的に日本環境安全事業株式会社に運ばれると、安定的に処理を進めて行く中で、リスク的に大きいということから、日常運転していく中で、少しずつ計画的に入れていきたいとされています。府県からの要望、調整によって、搬入の状況を見ながら、できるだけ早期の段階で入れていきたいということで、一気に集中させることは難しいですが、早期に、計画的に進めていきたいという日本環境安全事業株式会社の意見もございましたので、こういう表現に変えさせていただきました。

【北野委員】
 相手があることなので、しょうがないと言えば言えるものの、几帳面にきっちりと可能性を追究して、そして誠実な答えと言えば答えですが、初めにこういう文言で表現をしているということで、逃げようと思えば逃げることもできます。私はそう思います。だからこういう言葉はむやみやたらに使うものではないと思うのです。はっきり言って、速やかに搬入して、速やかに処理しなければならないことが現実なのですから、色々な事情をクリアして、お互いに努力をして、そういう意味で私はこの「可能な限り」という言葉は入れてほしくないのです。当り前の話だと思います。出来ないことをしろとは誰も言いません。速やかに搬入して速やかに処理をしてもらわなければいけないから、今これを求めているわけです。いくら誠実でも、私は、このような逃げ口実のようなことは書いて欲しくない。これは私が個人的に思うのですがいかがでしょうか。

【盛岡部会長】
 事務局いかがですか。

【環境整備課長】
 北野委員のご意見がございましたので、「可能な限り」という言葉を外させていただきます。

【北野委員】
 お願いいたします。

【盛岡部会長】
 「可能な限り」という言葉を外す外さないというのは、外していただいて結構なのですが、このことの意味する所を本当はもう少し議論しないといけないと思います。具体的に言いますと、搬入については「日本環境安全事業株式会社と調整をする」という文言が入っていますし、「年間搬入計画に基づき、月間搬入計画を策定し」と書いてありますから、この年間搬入計画の中で、兵庫県側として、漏洩物等を早めにリストアップされて、早期に処理対象にされるというプロセス、そしてそのことについての情報管理等はどのようにされ、そしてこの日本環境安全事業株式会社大阪事業と調整した結果、それが達成できるかどうか、不都合な点があるのかどうかという進行管理はどのようにされるのかというのがポイントかと思います。そのことを含めて、早期に処理できるよう着実に搬入を進めるということでまとめておられるのであれば、理解できるのですが、言葉だけで、取った取らないということではないだろうと思います。そこはいかがなものでしょうか。

【事務局】
 現状、私どもが情報として掴んでいる保管事業者の廃棄物につきまして、漏洩が見られる物、あるいは不法投棄物を管理しているものというのがございません。今後、立入検査等によって、実際に明らかになってきた場合は、より密閉した状態で管理するということを、継続して、立入検査あるいは報告を求めることによって進めます。その中で、そういう物につきましては、年間計画あるいは月間計画を策定する中で、JESCOに対して調整を進めて行くと考えております。

【盛岡部会長】
 ありがとうございます。誠にそのとおりだと思います。保管状態が悪いから先に処理をしますというのは、悪くしておけば先に処理してくれるということになっても困りますから、これは今おっしゃたように、保管状態は常に自治体等が管理しています、しかもそれは法的に支持された状態で適切に管理されているのが前提ですね。それをモニタリングした上でというのがあろうかと思いますので、そういうやり取りの中で私は理解できたと思います。西村委員さん、何かご意見おありでしょうか。今手を挙げておられたようですが。

【西村委員】
 その件についてではありません。

【盛岡部会長】
 そうですか。それでは北野委員さん、文章から「可能な限り」については外すということだけでよろしいですか。

【北野委員】
 結構です。

【盛岡部会長】
 わかりました。ではそういう理解をして、この件については、「可能な限り」という言葉を外すということで結論付けさせていただきます。
 それでは、続きまして別の点について、どうぞ。

【西村委員】
 今議論されましたその次の所の修正箇所対比表ですが、④。これは、かなり踏み込んだ内容で、当初、修正前のものが書かれておりましたが、説明を聞きますと、コストの問題で、このようになさっていたという理解をしたのですが、まず、それでよろしいのですね。

【事務局】
 ④の多量保管事業者との調整の部分ですね。

【西村委員】
 「中小企業や個人など~」の部分です。

【盛岡部会長】
 はい、この点いかがですか。

【事務局】
 一つはやはり、多量保管事業者を見てみますと、大企業さんが多く、処理コストについても数千万とかいうオーダーになります。従いまして、やはり、日本環境安全事業㈱がアンケート的に先行して聞いたところでも、先に処理してほしいと言うところもあれば、後の方でというところもありまして。

【西村委員】
 つまり、コストと安全性というのが、いずれにせよ、大企業であろうと、中小零細企業であろうと、個人であろうと、大きな問題なのですが、社会的に、この場合、修正された内容は、多量保管事業者からのということは、こちらがやはり第1優先順位で、そして、それ以外の中小個人はそこへはめ込んでいくと理解してよろしいのでしょうか。それで上手く行くと。もしそうであれば、こちらのパブコメで上がっている2番の所で、先ほど、事業者の方のコメントだとお聞きしましたが、「民間事業者が」と書いてあるのは、大企業と理解していいのですか。多量保管事業者のことだと。つまり多量保管事業者というのは大規模事業者と考えていいのですね。

【事務局】
 そうです。この意見がありました恐らく民間事業者の方は、比較的多量保管事業者の方だと思います。

【西村委員】
 はい、わかりました。そうなりますと、中小企業、個人という場合の安全性とコストの考え方は、少し後に引いたかなと、感覚的には思いますが、先ほどのご説明をそのまま受け取れば、結局、調整そして確実というこの2点でそれが担保できるのだというふうに理解し直したらよろしいのですね。

【事務局】
 そうでございます。

【西村委員】
 はい、わかりました。

【事務局】
 技術的に、大阪事業の方も、ある程度ベース的に、常に安定した量をキープしながらこの8年間でやって行くということから、比較的多量に保管している所から取りながら、そして小規模事業者の所も、ブロック別に集めてくるというような、色々な組み合わせによって収集運搬されます。収集運搬の回数にしましても、できるだけ効率よく集めてくれば、収集運搬の回数が減る、となれば収集運搬によるリスクも減らせますし、収集運搬のコストも減らせ、保管事業者への負担低減にもつながるというところもあろうかと思います。

【西村委員】
 つまり、修正理由の所で、パブコメの意見というのは、比較的大規模、そして処理主体の方の日本環境安全事業㈱の意見ということで、中小企業個人からの意見ではないという中でこうなっているのですね。事実関係だけで結構です。

【事務局】
 中小企業の方からのご意見ではありません。日本環境安全事業㈱から多量保管事業者の話を聞いた時にも、既に早期登録制度が始まっている中で、中小企業者の中にも、早く処理してほしい所もあれば、お金を貯めるまでもう少し待ってほしいという所もあるやに聞いております。

【西村委員】
 そこで既に集約されているから、調整が確実にできると考えていいわけですね。

【事務局】
 そうです。

【西村委員】
 はい、わかりました。

【盛岡部会長】
 いかがでしょうか。他にございますでしょうか。

【山口委員】
 参考資料ですが、例えば、高圧コンデンサの寸法と、容器の寸法を比べたら、容器の方が小さい。これはどういうことですか。

【事務局】
 高圧トランスでは幅2.4m、奥行3.2m、高さ3.0m、重さが12t以下と。重さが、一つは阪神高速道路を通って行く上での制限です。実際、兵庫県内で保管しているトランス、コンデンサにつきましては、大体50cm角、50cm×20cm角くらいの、電気施設にあるような小さな物が比較的多いです。そういった物ですと、この漏れ防止形金属トレーに30個程度積み込めると。それ以上の幅を持つ物につきましては、この下の皿の方に乗せて、縛って持って行きます。

【山口委員】
 それはわかったのですが、それではこの左に書いてあるのはどういうことなのですか。最大これだけの物は積みますよということなのですか。

【盛岡部会長】
 高圧トランス・コンデンサ等の右にある、幅から重さまでの「以下」の4つは、一体何をもってなのか。廃棄物の種類でもない。何をもってこういうのが付いているのですか、というご質問ですね。

【北野委員】
 まずこの図から見ても、高さが幅と変らない。絵を見たらバランスが取れてない。一番初めにこういうつまらない所に目が行っていました。

【事務局】
 例えば高さ3mの物になりますと、この漏れ防止形金属容器に入らないということになりますので、お皿の上に載せると。

【北野委員】
 ですが、この絵自体が、単純でつまらない話ですが、幅と高さとが違うのに、同じくらいに描かれている。絵の高さが低すぎるのではないですか。これのことかなと思っていましたが。

【山口委員】
 大体わかりました。それで、聞きたいのは、容器に入れて、中は固定するのですか、それともそのままですか。下の方のトレーに載せた時は、固定せずに載せたまま運ぶわけですか。

【事務局】
 もちろんこの金属容器には、中に入れて、パッキンや詰め物で固定します。それに吸収材がぐるりとまわりを囲みます。要するに、運搬中にガタガタ揺れるということが、問題ですので。

【山口委員】
 容器はわかりました。トレーの場合は、例えば、これにドラム缶を載せた場合に、どういうことになるのですか。

【事務局】
 ドラム缶は、どちらかと言えば漏れ防止形金属容器に入れることを想定しておられるようです。金属トレーの方は、高さが大きい、いわゆる関電さんの発電所にあるような、大きなトランスなどを載せて、吸収材を敷いた上で縛るというような形で、それをトレーラーなどに載せて運ぶというようになるだろうと考えます。

【盛岡部会長】
 よくわかります。運搬容器は書いてあるし、運搬車両も書いてあるのですが、運搬中の仕掛が全然説明されていない。安全であるということを訴えかけるような所が全然ない。これは皆さんが悪いのではなく、JESCOが作ったものですよね。

【事務局】
 JESCOから頂戴した資料です。

【盛岡部会長】
 もう少しそこを書いてくれたらよかったのですが。容器と車体はちゃんと書いてある。積載の仕方が書いてない。

【事務局】
 一番後ろの運搬方法の所に、PCB廃棄物の固定とか、積み下ろしの方法などを書いたところがあります。

【山口委員】
 書いてはありますが、仕方が書かれていない。

【北野委員】
 今のことに関連があるのですが、この日本環境安全事業㈱というところが、唯一処理をやっているのですか。

【事務局】
 日本環境安全事業㈱。これは100%政府出資の会社です。液状のPCBについては、日本を5ブロックに分けまして、北海道、東京、豊田、近畿の分は大阪、西日本の分は北九州とし、現在は日本環境安全事業㈱で処理するものと、関西電力さんとか、日本車輌さんのように、自分の所の廃棄物を自分の所で処理する施設は若干あります。

【北野委員】
 言わば独占企業と言うか、まして国であるから、この資料を頂きましたとあなたがおっしゃったので、そんな何でもかんでも向こうの言う通りに、例えばこの絵がおかしいと思っても、「はい」と言って、そういうふうな姿勢で、今後仕事をしてもらいたくないのです。いくら国だからと言っても、言うべきことはきちんと言って。こちらもお金を出すのでしょう。ただで処理してもらうのですか。お金も出すのでしょう。

【事務局】
 非常に高額な処理費用が要ります。

【北野委員】
 そうでしょう。それならば、お客さんなのだから。お客さんでなくても、このような大事なことに関わっている人たちなのだから、きっちり力関係は守って行ってもらいたいと思います。

【事務局】
 先生のおっしゃる通りです。私ども近畿ブロックの府県政令市では、廃棄物処理に係る協議会を持っております。その中にPCB廃棄物処理部会というのを設けまして、その中で、この日本環境安全事業㈱が、受入基準を作成する時に、大阪事業所さんと何度もやり取りをしながら、向こうの都合が良いだけのものにならないよう、出来るだけ対応しながら、行政の考え方も反映して作って行ったという経緯があります。

【盛岡部会長】
 よろしいですか。
 前回の議事録をご覧いただきますと、兵庫県から搬出されるPCBを、搬出、搬送している際の安全に関して、県民が確認できるような体制を作るべきではないかというご意見がございました。これが先ほどの搬入時刻、時刻と言われると私は厳しいかと思いますが、時間帯くらいはわかるのではないかというニュアンスで書いておられましたが、一年前からでは無理だと。当然でしょう。一ヶ月前でも無理でしょうね。そのこころは何かと言うと、県民が心配になった時には、少なくともそのPCB廃棄物情報管理センター(仮称)で調べればわかりますよというだけではなく、県としても、適切な安全管理をしていますということの情報発信をしていくということであったと思います。それは、今度ホームページ等が設置されますが、そのホームページのURLのスラッシュの後に、これに関するコーナーか何かが、サブシステムで付けられるということだろうと思いますが、文言を見ていますと、「PCB廃棄物の確実かつ適正な処理の推進に関し、県民、事業者、PCB製造業者の理解を深める事項」、「処理に係る情報の収集、整理及び公開」というような文言がずらりと並んでいまして、なかなか安全や安心という所がない。PCBによる環境リスクに関する科学的な情報というのは、書いてあるのですが、これは前提であります。安全、安心の確認ができるように、言わば情報提供するのですよというニュアンスの所が、案外ない。それは別に搬入時刻の問題だけではなくて、時刻と言うよりは、きっちりと情報を提供していますよという安心、安全への取り組みがありますと言う方が、良いと私は思うのですが。
 第3回目ですので、あまり色々とご意見申し上げるのもいかがかとも思いますが、いかがいたしましょう。よろしいですか。皆様方がよろしければ、私は良いと思いますが。

【環境整備課長】
 前回、13ページの所で、かなり議論になりましたので、県環境局のホームページを活用し、情報を公開するとか、情報管理センターで情報を見ることができるということですが、県としても、県のホームページとリンクさせるなどしまして、情報発信して行きたいということで、この部分は前回かなり書き加えさせていただいた所です。

【盛岡部会長】
 皆様方としましては、今私が申し上げた意見に対する相応の対応はできていると、解釈してよろしいですか。よろしいですね。はい、それでは了解が得られたとしたいと思います。
 はい、どうぞ。

【北野委員】
 すみません。これは液状のPCBですね。高砂市に、いわゆる液状ではなく、固形のPCBを固めて置いてあるのですね。そういう物の処理も、該当しないかもしれませんが、廃棄物部会ですので、また機会があれば、それについても検討できるように、お願いしたいと思います。これは要望です。

【盛岡部会長】
 はい、要望に対してはいかがしましょう。

【環境局長】
 高砂のご指摘の分は、一応浚渫物という扱いになっており、特措法の対象外になっております。ただ現実にああいう物がありますので、あれをどうするのかというのは、我々としても大きな課題だと考えておりますし、色々なプロジェクトも進んでいるようですので、また機会をみまして、その扱いについて、これとは別にお諮りする機会もあると思います。

【盛岡部会長】
 はい、ありがとうございました。いかがでしょうか。そうしましたら、全体をご覧になられて、他にございませんでしょうか。よろしいですか。はい、そうしましたら提案申し上げたいと思いますが、9ページの③の所、「可能な限り早期に処理できるよう」の「可能な限り」という文言については削除するということで、皆様方の同意が得られましたので、そのようにお願いしたいと思います。この点につきましては、私ども3回の審議を重ねて参りましたが、基本的にパブリックコメントの意見等を踏まえて、今の修正意見をもって、PCB廃棄物処理計画と確定をする方向で、私どもの部会の審議を結論付けたいと思います。この点については、この処理計画に基づいて、適切な搬送と処理が円滑に進むこと、それから県民の安全、安心が確保されることと、事業者、行政とが一体になって進めて行く必要がありますが、特に県の役割は大きいと思いますので、適切な推進方をお願いしたいということを添えて、結論付けたいと思います。よろしいですか。ではそのように結論付けたいと思います。ありがとうございました。

【盛岡部会長】
 いい忘れていましたが、軽微な修正があった場合に相当しますので、修正を確認しましたということで、事務局で会長の了解を得、答申の手続きを進めていただくこととしたいと思います。よろしくお願いします。

(以上)

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