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特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の発見(西宮市での初確認)

2023年7月20日

担当部署名/環境部自然鳥獣共生課自然環境保全班  直通電話/078-362-3389(内線3326)

 サクラなど主にバラ科の樹木を加害する特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の成虫が、西宮市立生瀬武庫川公園(西宮市生瀬武庫川町)で確認されました。
 本県では、昨年度来、明石・芦屋・神戸市内の街路樹や公園樹で、成虫やフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が確認されており、西宮市内では初の発見になります。

(参考)特定外来生物とは
「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)に基づき、生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来生物として環境省が指定した生物。指定されると、原則として、飼養、栽培、保管等が禁止され、防除の対象。このため、生きたまま持ち運ぶことは禁止。

1 発見時の状況
(1)発見日時:令和5年7月20日(木曜日)
(2)発見場所:西宮市立生瀬武庫川公園内のサクラの木(宝塚市との市境付近)
(3)発見内容:成虫1頭(メスと推定)※県民が発見(捕獲には至らず)、写真撮影して県に通報
 なお、通報を受けて県等が現地調査したところ、成虫1頭(メス)を発見し捕殺した。(県民が発見した成虫と同一かどうかは不明)

2 本県の対応
 周辺の現地調査を進めるとともに、成虫やフラスを発見した場合は、地元自治体や関係機関や専門家と連携して、樹木への薬剤注入や防除ネットによる被覆など、必要な対策を講じていきます。

3 県民の皆さんへのお願い
 現在、クビアカツヤカミキリは成虫が活動するシーズンに入っています。
 このカミキリは、サクラやモモ・ウメなどバラ科の樹木を好みます。成虫が樹木の中に卵を産み付け、幼虫が木の内部を食い荒らすことで、木を弱らせたり倒木などの被害を発生させます。
 県内での被害を防止するには、何よりも早期発見・早期防除が重要です。県民の皆様には、クビアカツヤカミキリや疑わしいフラスを発見した場合、県または地元自治体窓口への通報にご協力をよろしくお願いします。

《できればメールで》
・成虫、フラスの発見日時・発見場所・発見時の状況を連絡してください。
・できれば写真を撮影して提供願います。
・成虫を捕まえた場合は、その場で殺処分してください。
・死んでいる個体でも、見つけた場合は連絡をお願いします。

《県の通報先》
兵庫県環境部自然鳥獣共生課
メールアドレス:shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp、電話:078-362-3389