環境影響評価の結果[生態系]
調査結果:類型区分ごとの生息・生育基盤と注目種・群集 <<生態系インデックスへ

■調査結果

 生態系の類型区分ごとの生息・生育基盤と、抽出した注目種・群集は、以下に示すとおりです。
類型区分 生息・生育基盤

抽出の視点(注目種・群集)

上位性 典型性 特殊性
I. 山地の森林 オクチョウジザクラ−コナラ群集 クマタカ オクチョウジザクラ−コナラ群集
ニホンジカ
モモジロコウモリ
ナガレホトケドジョウ
(山地の渓流)
ユキグニミツバツツジ−アカマツ群集
スギ−ヒノキ植林
モウソウチク林
伐採跡低木群落 サシバ
II. 平地の耕作地 耕作地 サシバ  タヌキ
シュレーゲルアオガエル
III. 谷津田 谷津田 タヌキ
ヒメアカネ
IV. 河川 開放水域・ヨシクラス オオサンショウウオ アブラハヤ ナガレホトケドジョウ
(山地の渓流)
V. ため池 ため池 イモリ

タチヤナギ群団

注) 注目種・群集は、生息・生育基盤ごとに、動植物の生態や食物連鎖上の関係などから、上位性、典型性又は特殊性の特徴を示すものを抽出しました。抽出の考え方は、以下に示すとおりです。
  上位性 地域を特徴づける生態系の上位に位置する種・群集。
ワシ、タカ等の猛禽類やキツネ、クマ等の中・大型哺乳類の動物等があたる。
  典型性 地域を特徴づける生態系の特徴を典型的に表す種。
優占的な植物種・植物群落、それらを捕食する動物(一次消費者程度)、個体数が多い動物等があたる。
  特殊性 地域を特徴づける生態系において特殊な環境であることを示す指標となる種・群集。
相対的に分布範囲が狭い環境又は質的に特殊な環境に生息・生育する種・群集があたる。

< 調査結果:生態系の区分 予測及び評価結果 >