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兵庫県の河川等におけるパーフルオロオクタン酸等の調査については、去る6 月20日付けでお知らせしましたが、このたび海域の調査結果がまとまりました
のでお知らせします。 |
1 調査方法 |
(1)海域調査 |
ア)調査地点 |
兵庫県沿岸海域の14地点 |
イ)調査期間 |
平成19年7月4日〜7月20日 |
ウ)調査実施者 |
兵庫県 |
エ)測定機関 |
県立健康環境科学研究センター |
オ)測定項目 |
パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS) |
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※PFOAは、フッ素を含む有機化合物の一種で、調理器具などの表面が焦げ付かないようにフッ素加工する過程で使われる化学物質。また、フッ素を含む有機化合物としてPFOSという表面コーティング剤があり、一部はPFOAになるといわれている。PFOA、PFOSの有害性に係る知見は十分ではない。 |
2 調査結果 |
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14調査地点のうち、PFOAが検出されたのは8地点であり、濃度は3〜50ng/L(ng/Lは1リットルにつきナノグラム:ナノグラムは10億分の1グラム)であった。PFOSは全地点で検出されなかった。
(詳細は別表1、別図1のとおり。) |
3 評価 |
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PFOA |
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平成14年度に環境省が実施した全国調査の範囲(0.33〜100ng/L)の範囲内であり、いずれも問題となるレベルではなかった。 |
4 今後の取り組み |
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PFOA等の対策の推進については、平成20年度国の予算編成に対する提案に盛り込み、国に対して要望を行ったところである。
海域の調査結果についても国に対して情報提供を行い、引き続きPFOA対策の推進について要望を行う。 |
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