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記者発表
環境の現況(平成18年度)について

記者発表資料

1.
発表項目名
環境の現況(平成18年度)について
2.
発表(配布)日
平成 19年 07月27日(金)
3.
担 当
部局名 健康生活部 課 名 環境政策局:環境影響評価課
係 名  環境情報担当
外郭団体名等  
直通電話 078-362-3276 庁内内線 3330
4.
同時発表(配布)先
5.
訂正・追加資料の有無
6.
内 容
環境の現況(平成18年度)について

平成18年度における大気汚染、水質汚濁等の状況について「環境の現況」と して取りまとめました。その概要は以下のとおりです。

1 大気汚染の現況

(1) 一般環境

@ 二酸化硫黄(47局)及び二酸化窒素(56局)は、全測定局で環境基準 を達成。(前年度と同様) 過去10年の平均濃度は減少傾向、近年は横ばい傾向。

A 浮遊粒子状物質は長期的評価では全測定局(56局)で環境基準を達成 (前年度は57局中56局で達成) 過去10年の平均濃度は減少傾向、近年は横ばい傾向。 短期的評価では全測定局で環境基準は未達成 (黄砂の影響)。 (前年度は57局中52局で達成)

B アスベストの調査結果(11地点)は7地点で不検出、4地点で0.03〜 0.1本/Lで、全国の状況(最大1.68本/L、平均0.3本/L)に比べて 低い値。
 (参考:道路沿道及び工場、事業場周辺16地点は不検出。工場敷地 境界基準は10本/L)

(参考)浮遊粒子状物質の評価達成
 長期的評価:1年間全ての測定日数の1日の平均値について、日平均値の高い方から2%分を除外した後の最高値(2%除外 値)が0.10mg/m3以下であり、かつ、日平均値が0.10mg/m3 を超える日が2日以上連続しないこと
 短期的評価:全ての測定値について、1時間値が0.20mg/ m3以下、 かつ、日平均値が0.10mg/m3以下であること

(2) 道路沿道

@ 二酸化窒素は30局中26局で環境基準を達成。(前年度は30局中27局で 達成)
未達成の4局は尼崎市武庫川、芦屋市打出(国道43号)、伊丹市緑ヶ丘
(国道171号)、宝塚市栄町(国道176号)。
過去10年の平均濃度は、ほぼ横ばい傾向。

A 浮遊粒子状物質は長期的評価では25局中23局で環境基準を達成。
(前年度は25局中21局で達成)
未達成の2局は神戸市垂水及び姫路市船場(国道2号)。
過去10年の平均濃度は減少傾向。
短期的評価では全測定局で環境基準が未達成(黄砂の影響)。
(前年度は25局中19局で達成)

B ディーゼル自動車等運行規制地域の環境濃度は、各種対策の効果により
改善傾向。
規制前後(H15とH18)の比較(平成16年10月規制開始)
二酸化窒素がN0.033→Q0.030(ppm)  浮遊粒子状物質がN0.034→
Q0.030(ppm)

2 水質汚濁の現況

(1) 公共用水域

@ 健康項目については、河川209地点中205地点で環境基準を達成。
(前年度は210地点中201地点で達成)
基準を超過した4地点はいずれも自然由来(地質や海水の影響)。
利水状況からみて健康影響が生じるおそれはない。
海域91地点、湖沼1地点では環境基準を達成。(前年度と同様)
(健康項目:人の健康の保護に関する項目で、カドミウム、
全シアン、鉛等26項目)

A 生活環境項目は、河川では長期的には改善傾向。海域では横ばい傾向。
(生活環境項目:生活環境の保全に関する項目で、河川のBOD、
海域・湖沼のCOD等)
河川BOD:39水域中38水域で環境基準を達成。
(前年度は39水域中36水域で達成)
 海域COD:26水域中20水域で環境基準を達成。
(前年度は26水域中18水域で達成)
 海域N,P:9水域中9水域で環境基準を達成。
(前年度はPについて1水域で未達成)
 湖沼COD:1水域中1水域で環境基準を達成。(前年度と同様)
 湖沼 P:1水域中1水域で環境基準を未達成。(前年度と同様)

(2) 地下水質
 概況調査において、137地点中134地点で環境基準を達成。
 (前年度は211地点中207地点で達成)
 砒素で1地点(自然由来)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素2地点で基準を超過。
 既に飲用指導を行っており、健康影響が生じるおそれはない。

3 公害苦情の発生件数
 県及び市町が受理した苦情件数は3,856件で、前年度より103件増加。
(苦情の増加原因:建築物解体に伴う粉じん、野外焼却及び不法投棄)

4 ダイオキシン類
 大気、水質、底質、地下水及び土壌のすべての地点で環境基準を達成。
(前年度と同様)
7.
参考
環境の現況について(ワード:209KB)
環境の現況(平成18年度)(PDF:1.67MB)
 
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