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記者発表
環境の現況(平成17年度)について

記者発表資料

1.
発表項目名
環境の現況(平成17年度)について
2.
発表(配布)日
平成 18年 08月02日(水)
3.
担 当
部局名 健康生活部 課 名 環境管理局:環境情報センター
係 名  環境情報係
外郭団体名等  
直通電話 078-362-3275 庁内内線 3330
4.
同時発表(配布)先
5.
訂正・追加資料の有無
6.
内 容
  環境の現況(平成17年度)について

 平成17年度における大気汚染及び水質汚濁などの状況を「環境の現況」としてとりまとめました。その概要は以下のとおりです。

1 一般環境大気汚染の現況
(1)一般環境大気
 二酸化硫黄はついては、全局で環境基準を達成しており、平均濃度は近年低濃度で推移している。二酸化窒素については、全局で環境基準を達成しており、平均濃度は近年ほぼ横ばいの傾向にある。浮遊粒子状物質については長期的評価で1局が未達成となったが、短期的評価で57局中52局達成と改善している。また、その他の項目については、前年度とほぼ同様であった。
 @二酸化硫黄
  前年度と同様、全局で環境基準を達成
 A二酸化窒素
  前年度と同様、全局で環境基準を達成
 B浮遊粒子状物質
  長期的評価:平成17年度は57局中56局で環境基準を達成
        (前年度は全局で達成)
  短期的評価:平成17年度は57局中52局で環境基準を達成
        (前年度は57局中46局で達成) 
 C有害大気汚染物質
  前年度と同様、環境基準が設定されているベンゼン等4物質について
  環境基準を達成
 D光化学スモッグ
  平成17年度は予報8回、注意報9回で健康被害なし
  (前年度は予報5回、注意報6回)
 E 酸性雨
  平成17年度のpHの年平均値は4.3〜4.4(前年度は4.6〜4.8)
 Fアスベスト
  平成17年度の27地域での測定結果は0.18本/L以下
  (継続6地点は、0.04本/L未満で、前年度は0.05本/L以下)

(2)自動車公害等
 二酸化窒素については3局を除き環境基準を達成しており、平均濃度は近年ほぼ横ばいの傾向にある。浮遊粒子状物質については長期的評価で4局を除き環境基準を達成しており、短期的評価で25局中19局達成と改善している。また、平均濃度は近年減少傾向にある。その他の項目については新幹線騒音に係る環境基準達成地点数が2地点増加した他は前年度とほぼ同様であった。
 @二酸化窒素
  平成17年度は30局中27局で環境基準を達成
  (前年度は29局中26局で達成)
 A一酸化炭素
  前年度と同様、全局で環境基準を達成
 B浮遊粒子状物質
  長期的評価:平成17年度は25局中21局で環境基準を達成
        (前年度は24局中23局で達成)
  短期的評価:平成17年度は25局中19局で環境基準を達成
        (前年度は24局中16局で達成)
 C自動車騒音、振動
  騒音:平成17年度は、常時監視測定40地点中16地点で環境基準を
     達成(前年度は、40地点中17地点で達成)
  振動:前年度と同様、全地点で要請限度未満
 D航空機騒音
  前年度と同様、大阪空港周辺は、12局中8局で環境基準を達成
 E新幹線鉄道騒音、振動
  騒音:平成17年度は14地点中8地点で環境基準を達成
     (前年度は14地点中6地点で達成)
     前年度と同様、暫定目標値(75dB)は全地点で達成
  振動:前年度と同様、全地点で指針値(70dB)以下
※測定局の増:二酸化窒素、一酸化窒素1局増(加古川市)

2 水質汚濁の現況
(1)公共用水域
 健康項目については、河川の一部で環境基準を超過した地点はあったが、いずれも自然由来(地質や海水の影響)のもので、利水状況からみて健康影響が生じるおそれはない。生活環境項目については、変動はあるものの河川では長期的には改善傾向にあり、海域では横ばい傾向である。
 @人の健康の保護に関する項目
  河川:平成17年度は砒素2地点、ふっ素6地点、ほう素1地点を除き、
     全地点で環境基準を達成(前年度は砒素1地点、ふっ素5地点、
     ほう素1地点以外の全地点で達成)
  海域及び湖沼:前年度と同様、全地点で環境基準を達成
 A生活環境に関する項目
  河川:平成17年度は39水域中36水域で環境基準を達成
     (前年度は39水域中38水域で達成)
  海域:平成17年度は26水域中18水域で環境基準を達成
     (前年度は26水域中19水域で達成)
  湖沼(1水域):平成17年度は環境基準を達成(前年度は未達成)
(2)地下水質
 概況調査において、4地点(鉛1地点、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素2地点、砒素・ほう素・ふっ素1地点)で環境基準を超過したが、既に飲用指導を行っており、健康影響が生じるおそれはない。今後とも監視を継続するとともに、原因究明や対策を進める。
 @概況調査
  平成17年度は211地点中207地点で環境基準を達成
  (前年度は211地点中203地点で達成)

3 公害苦情の現況
 県及び市町が受理した苦情件数は3,753件で、前年度より378件増加している。典型7公害(大気汚染、騒音、悪臭等)については2,804件で前年度より266件増加し、典型7公害以外(不法投棄、害虫等の発生等)にについては949件で、前年度より112件増加している。 

4 ダイオキシン類に係る環境調査の状況
 前年度と同様、大気、水質、底質、地下水及び土壌について定点調査のすべての地点で環境基準を達成している。

5 外因性内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)に係る環境調査の状況
 前年度と同様、大気、水質及び底質について、近年の全国的な調査と比較し問題となる数値ではなかった。
7.
参考
環境の現況(平成17年度)(PDF:1.1MB)
 
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