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記者発表
ひょうごエコタウン構想の承認について

記者発表資料

1.
発表項目名
ひょうごエコタウン構想の承認について
2.
発表(配布)日
平成 15年 04月 25日(金)
3.
担 当
部局名 健康生活部 課 名 環境局:環境整備課
係 名  循環型プロジェクト係
外郭団体名等  
直通電話 078-362-3280 庁内内線 3352
4.
同時発表(配布)先
5.
訂正・追加資料の有無
6.
内 容
  兵庫県では環境省及び経済産業省に対し、「ひょうごエコタウン構想」の承認申請を
 行っていましたが、この程、両省から「地域におけるゼロ・エミッション構想推進のため
 のエコタウンプラン(環境と調和したまちづくり計画)」として平成15年4月25日付けで
 承認されることとなりました。
   県では、同構想の承認後は、先導性を有するリサイクル施設として国庫補助採択さ
 れる施設に対する支援を行うとともに、「エコタウン支援センター(仮称)」を設置して、
 事業化推進や産学官の協力・連携による調査研究並びに普及啓発等を行い、同構想
 の具体化を図ってまいります。
   なお、本構想は近畿では初、全国では18番目のプラン承認です。
      
                   ひょうごエコタウン構想の概要

1 エコタウン事業は、平成9年度に国が創設した制度で、「ゼロ・エミッション構想」を基本として
 先進的な環境調和型まちづくりを推進することを目的としている。県の策定したエコタウンプランが、
 独創性があり、環境保全上効果があるとして国に承認された場合、 その中核的な事業に対し、
 国庫補助金が交付される。
2 兵庫県では、県下全域を対象地域とし、他のエコタウン構想にない独創性を有する「ひょうごエコ
 タウン構想」を取りまとめた。
3 構想の特徴 
(1) 兵庫県の瀬戸内臨海部は、古くから基礎素材型産業などが発達しており、また、海 陸の物流
 インフラの整備も進んでいる。これらの産業基盤・物流基盤を最大限に活用し、既存の工場に隣接
 してリサイクル施設を設けるとともに、動脈産業との連携や海上輸送の活用等により、効率的な
 リサイクル事業を推進し、県域内のみならず他地域における課題・ニーズにも対応した広域的な
 資源循環体制の構築を推進する。
(2) 先導的な施設として「廃タイヤガス化リサイクル施設」(廃タイヤを熱分解して高カロリーガス、
 熱分解油等とし、製鉄原燃料等として100%再利用)の整備を推進する。また、環境負荷の低減
 にも資する海上輸送を活用のうえ、近畿・中国地方のニーズにも対応した広域的なリサイクル体制
 のモデルづくりを図る。
(3) 阪神・淡路大震災を機にボランティア活動が活発化したことから、市民・NPOなど幅広い関係者
 との連携による市民参加型リサイクルを推進する。
4 主要施設及びその他の施設等の概要
(1) 主要施設 
  ア 廃タイヤガス化リサイクル施設(姫路市)
    平成16年度事業開始予定、環境省補助採択の予定
  イ 廃車スクラップ等の高度リサイクル施設(姫路市)
  ウ パソコン等OA機器リユース・リサイクル施設(尼崎市)
  エ 廃プラスチック高炉還元剤化施設(加古川市)
(2) その他の施設
  ア 食品廃棄物の複合リサイクル施設(神戸市)
  イ 自動車部品等のリユース・リサイクル施設(神戸市)
  ウ 総合リサイクル拠点(神戸市)
  エ 木質バイオマスコージェネレーション施設(宍粟郡一宮町、氷上町)

 (参考)

 1  ひょうごエコタウン構想の重点施設として「廃タイヤガス化リサイクル施設」の設置
  予定地である姫路市広畑区においては、構造改革特別区域法に基づき、平成15年
  4月 21日に環境・リサイクル経済特区として認定を受けた。

 2  これまでのエコタウン承認地域
    平成 9年度 4地域(北九州市、川崎市、岐阜県、長野県飯田市)
    平成10年度 3地域(福岡県大牟田市、札幌市、千葉県)
    平成11年度 2地域(秋田県、宮城県鶯沢町) 
    平成12年度 4地域(北海道、広島県、高知県高知市、熊本県水俣市)
    平成13年度 2地域(山口県、香川県直島町)
    平成14年度 2地域(富山県富山市、青森県)

 (添付資料)
 1  「ひょうごエコタウン構想・概念図」
 2  「主要施設、その他の施設設置場所」
 3  「ハード施設の整備計画」

 ※ 「ひょうごエコタウン構想」本文 
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