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記者発表
平成14年度(2003年)ガンカモ科鳥類生息調査の結果について

記者発表資料

1.
発表項目名
平成14年度(2003年)ガンカモ科鳥類生息調査の結果について
2.
発表(配布)日
平成 15年 02月 10日(月)
3.
担 当
部局名 県民生活部 課 名 環境局:自然環境保全課
係 名  鳥獣保護係
外郭団体名等  
直通電話 078-362-3463 庁内内線 4115
4.
同時発表(配布)先
各県民局
5.
訂正・追加資料の有無
6.
内 容
平成14年度ガンカモ科鳥類生息調査の結果について
 環境省では、昭和45年から毎年1月中旬に、ガンカモ科鳥類(ハクチョウ類、ガン類、カモ類)の冬季の生息状況を把握するため、各都道府県の協力を得て、全国一斉調査を行っている。
 兵庫県における平成14年度の調査結果は以下のとおりである。

1.調査主体 兵庫県
2.調査方法 自然保護団体(野鳥の会等)や猟友会などのボランティア、及び県職員により、ガンカモ科鳥類が生息する湖沼・河川・海岸などにおいて、目視によって種類別に生息数をカウントする。
3.調査員数 575名(のべ人数) (昨年度:580名)
4.調査期間 平成15年1月10日(金)〜20日(月)
5.調査箇所数 183ヶ所 (昨年度:182ヶ所)
本年度は、稲美町で1箇所調査地点を追加した。
 ・主な調査箇所
   昆陽池(伊丹市)、平荘湖(加古川市)、加古川河川敷(加古川市)、
   男池(小野市)、市川河口(姫路市)、揖保川(龍野市、揖保川町、
   御津町)、円山川(豊岡市、城崎町、出石町)他
6.調査結果
(1)観察総数 44,979羽 (昨年度:41,794羽)
(2)観察種類数 23種類 (昨年度:23種類)
(3)種類別観察数(上位5種)
   (ア) ホシハジロ 16,359羽 (昨年度:14,728羽)
   (イ) ヒドリガモ  9,959羽 (昨年度: 8,228羽)
   (ウ) マガモ    4,369羽 (昨年度: 4,407羽)
   (エ) オナガガモ  3,044羽 (昨年度: 2,910羽)
   (オ) コガモ    2,615羽 (昨年度: 3,148羽)
(4)まとめ
 ・観察総羽数は昨年度より若干増加した(約7%の増加)。
 ・例年どおり、ガン類は観察されていない。
 ・ハクチョウ類は今年も観察されており、女池(小野市)などで77羽 
   (昨年度は44羽)が観察された。
   ここ数年、50羽前後で観察数が推移している。
 ・カモ類では地域的に増減は見られたものの、昨年度より若干増加した
   (昨年度よりも約3000羽増)。確認された種類はほぼ同じである。
   環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧TB類(近い将来における絶滅の危険性
   が高い種)となっているツクシガモは、今年はフェニックス埋立地(尼崎市)などで
   合計22羽が観察された。元々、日本への渡来は一部の地域のみで、数は少な
   く、兵庫県に飛来するものは”迷鳥”と思われる。
 ・観察数上位5種(ホシハジロ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ)の種類は昨
  年と同じであり、これら上位5種が観察総羽数の8割を占めている。
 
7.参考
年次別ガンカモ科鳥類観察数(過去15ヶ年)
 
  
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