1.調査主体 |
兵庫県 |
2.調査方法 |
自然保護団体(野鳥の会等)や猟友会などのボランティア、及び県職員により、ガンカモ科鳥類が生息する湖沼・河川・海岸などにおいて、目視によって種類別に生息数をカウントする。 |
3.調査員数 |
575名(のべ人数) (昨年度:580名) |
4.調査期間 |
平成15年1月10日(金)〜20日(月) |
5.調査箇所数 |
183ヶ所 (昨年度:182ヶ所)
本年度は、稲美町で1箇所調査地点を追加した。
・主な調査箇所
昆陽池(伊丹市)、平荘湖(加古川市)、加古川河川敷(加古川市)、
男池(小野市)、市川河口(姫路市)、揖保川(龍野市、揖保川町、
御津町)、円山川(豊岡市、城崎町、出石町)他
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6.調査結果 |
(1)観察総数 |
44,979羽 (昨年度:41,794羽) |
(2)観察種類数 |
23種類 (昨年度:23種類) |
(3)種類別観察数(上位5種)
(ア) ホシハジロ 16,359羽 (昨年度:14,728羽)
(イ) ヒドリガモ 9,959羽 (昨年度: 8,228羽)
(ウ) マガモ 4,369羽 (昨年度: 4,407羽)
(エ) オナガガモ 3,044羽 (昨年度: 2,910羽)
(オ) コガモ 2,615羽 (昨年度: 3,148羽)
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(4)まとめ
・観察総羽数は昨年度より若干増加した(約7%の増加)。
・例年どおり、ガン類は観察されていない。
・ハクチョウ類は今年も観察されており、女池(小野市)などで77羽
(昨年度は44羽)が観察された。
ここ数年、50羽前後で観察数が推移している。
・カモ類では地域的に増減は見られたものの、昨年度より若干増加した
(昨年度よりも約3000羽増)。確認された種類はほぼ同じである。
環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧TB類(近い将来における絶滅の危険性
が高い種)となっているツクシガモは、今年はフェニックス埋立地(尼崎市)などで
合計22羽が観察された。元々、日本への渡来は一部の地域のみで、数は少な
く、兵庫県に飛来するものは”迷鳥”と思われる。
・観察数上位5種(ホシハジロ、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ)の種類は昨
年と同じであり、これら上位5種が観察総羽数の8割を占めている。
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7.参考 |
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