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兵庫の環境
ごみを「つくらない」「増やさない」「捨てない」くらしを

 私たちは、毎日実に多くのものやエネルギーを消費して生活しています。これに伴い、私たちの周りには目に見えるところ、目に見えないところで、非常に多くのごみ(廃棄物)が排出されています。この結果、兵庫県において1年間に家庭等から排出されるごみ(一般廃棄物)の量は、約230万t(平成19年度)にも上っています。
 このような大量に排出されるごみを処理するために、多くの時間とお金が費やされています。また、これらのごみの処理を行っていく上で、最終処分場の不足といった課題が生じるとともに不法投棄などの問題も深刻になっています。
 私たちは、限りある資源を無駄遣いしないためにも、これまでのように、多くのものを消費し、多くのものを廃棄していく生活を見直していく必要があります。


ごみ(廃棄物)の種類
ごみ(廃棄物)の種類


 このような問題を解決していくためには廃棄物の発生抑制(リデュース)、部品等の再使用(リユース)、使用済み製品等の原材料としての再利用(リサイクル)のいわゆる「3R(※)」を推進し、ごみを出さない社会―つまり、資源やエネルギーを有効に利用し、地球環境に負荷の少ない「循環型社会」への転換を図っていかなければなりません。
 本県では、循環型社会を構築するため、「5R生活(*)」の積極的な推進を図っています。
 むだな買い物をやめる、いらないものはなるべくもらわないようにするといったことに取り組むことで、ごみになるものをできるだけ減らすとともに、使わなくなったものを直ちにごみとして捨てるのではなく、他での利用や形を変えて使えないか、修理すれば長く使えないかなどを考えることが必要です。
 そして、どうしても使えないものだけを、生活環境や自然環境に影響を与えないよう適正に処分することが必要です。
 ごみのないくらしをめざして、県民の皆さん、事業者の方々、そして行政がそれぞれの役割を担いながら、これからも協力してごみの問題に取り組んでいくことが必要です。


(*)「3R(スリーアール)」とは…

Reduce(リデュース:廃棄物の発生抑制
 省資源化や長寿命化といった取組みを通じて製品の製造、流通、使用などに係る資源利用効率を高め、廃棄物とならざるを得ない形での資源の利用を極力少なくする。

Reuse(リユース:再使用)
 一旦使用された製品を回収し、必要に応じて適切な処置を施しつつ製品として再使用を図る。または、再使用可能な部品の利用を図る。

Recycle(リサイクル:再資源化)
 一旦使用された製品や、製品の製造に伴い発生した副産物を回収し、原材料としての利用(マテリアルリサイクル)または焼却熱のエネルギーとしての利用(サーマルリサイクル)を図る。



  詳しくは・・・「政策・計画・方針等 : 廃棄物・リサイクル
            「環境データ : 廃棄物・リサイクル