ホーム > 兵庫の環境 > 環境行政の動き

兵庫の環境
環境行政の動き

 県では、「環境の保全と創造に関する条例」及びこれに基づき平成14年5月に策定した「新兵庫県環境基本計画」のもと、地球環境問題や都市・生活型公害など今日の環境問題に適切に対応し、ゆとりと潤いのある美しい環境を創造するための施策を総合的に推進しています。
 このうち、京都議定書の発効を受けて喫緊の課題となった温室効果ガスの削減に関しては、「新兵庫県地球環境温暖化防止推進計画」に基づき、県下各地域で地球温暖化防止のための実践活動に取り組んでいます。また、県自らも「環境率先行動計画」に基づき、事業実施に係るさまざまな面でも環境負荷の低減に取り組んでいます。
 さらに、都市での新たな環境問題であるヒートアイランド現象に対して、「ヒートアイランド対策推進計画」に基づき、県民・事業者・行政が一体となって、さまざまな対策を進めようとしています。
 また近年、リサイクル関連立法の制定等を背景に循環型社会構築への動きが加速しています。本県でも、「ひょうご循環社会ビジョン」に基づき、廃棄物減量化・リサイクル対策を推進するとともに、「兵庫県分別収集促進計画」を策定し、容器包装リサイクルの推進を図っています。また、地域特性を活かしたリサイクル施設の整備等により、ゼロ・エミッション構想を基本とした環境と調和した資源循環型のまちづくりをめざす「ひょうごエコタウン構想」を推進しています。
 一方、自然環境面では、失われた自然や健全な水循環、人と自然との豊かなふれ合いの回復による美しい県土づくりを推進するため、「ひょうごの森・川・海再生プラン」を策定し、森〜川〜海をつなぐ施策・事業を、流域ぐるみで進めています。また、「せとうち環境創造ビジョン」を策定するなど、瀬戸内海沿岸域における環境保全創造の新たな取組も進めています。
 さらに、県北部の上山高原を舞台に、自然環境の保全や環境と共生した暮らしを学び実践する場づくりを、地域住民をはじめ多様な主体の参画と協働のもと実践する「上山高原エコミュージアム」をはじめています。
 環境適合型社会の実現に向けては、環境の改善を図るだけでなく、県民・事業者・行政など社会の構成員すべてが環境共生意識を育む必要があります。本県では、「環境教育・学習推進方策」に沿って、生活のさまざまな場面で環境教育・学習と環境保全・創造活動を一体的に展開しようとしています。そうした取組があってはじめて、多様な主体の参画と協働による美しい県土づくりが実現すると考えています。



環境行政の枠組み
環境の保全と創造に関する条例
環境基本計画
〜共生と循環の環境優先社会をめざして〜
○ひょうご循環社会ビジョン ○さわやかみどり創造プラン
○兵庫ビオトープ・プラン ○新兵庫県地球温暖化防止推進計画
○せとうち環境創造ビジョン ○環境率先行動計画
○環境教育・学習の推進方策 ○ヒートアイランド対策推進計画

  詳しくは・・・「政策・計画・方針等