平成13年度JICA(国際協力事業団)閉鎖性海域の水環境管理技術コースについて
記者発表資料(資料配布)
1 発表項目名
平成13年度JICA(国際協力事業団)
閉鎖性海域の水環境管理技術コースについて
2 発表(配布)日
平成 13年 10月 03日(水)
3 担 当 部局名 県民生活部 課 名 環境局:水質課
係 名 瀬戸内海環境保全係
外郭団体名等 財団法人国際エメックスセンター
直通電話 078-252-0234 庁内内線
3380
4 内 容
1 研修の概要
外務省・環境省の共管法人である財団法人国際エメックスセンター
(理事長 井戸敏三)では、世界の閉鎖性海域の環境保全に関する情報
収集・発信に積極的に行うため、各種調査事業やニュースレター、ホ
ームページによる情報提供、国際会議やセミナーの開催、その他普及
啓発事業に積極的に取り組んでいるとともに、開発途上国の環境管理
担当者に対し、我が国の閉鎖性海域に関する環境管理技術の移転を積
極的に推進し、情報交換を促進するために、JICAから委託を受け、
「閉鎖性海域の水環境管理技術コース」を平成2年度より実施している。
本年度は、ブラジル、エルサルバドル、サウディ・アラビア、フィリ
ピン、タイ、トルコ、マーシャル諸島の7カ国、計7名で、特に半数が
女性という構成の研修生を迎えることとなった。本研修は、京都大学
工学研究科附属環境質制御研究センターの津野洋教授を研修リーダーと
して、9月10日から11月24日までの期間行われる。特に今年度の
研修生は、研修期間中に開催される第5回世界閉鎖性海域環境保全会議
(エメックス会議)にも参加することとなっている。
2 研修の目的
閉鎖性海域及び沿岸域の環境管理に従事する開発途上国の中堅行政
担当官等が環境管理計画の策定、規制の手法、廃水処理等の技術等の
総合的な環境管理技術を収得し、自国において将来活用することを目的
としている。
3 研修期間及び主な研修場所
(1)研修期間
平成13年9月10日から11月24日まで
(ただし、最初の3週間は日本語研修等)
(2)主な研修場所
兵庫インターナショナルセンター(HIC)(神戸市須磨区一の谷)
4 研修の内容
(1)講義
環境管理、水質、廃棄物に係る基礎理論の講義
(2)実習
排水処理・分析技術等の実習
(3)現地見学
環境に関する研究所や漁業関係施設、排水処理施設、環境教育
現場等の見学
5 その他
研修は、主に兵庫県(県民生活部及び公害研究所)の職員や大学
教授等が講師となって、環境管理、水質、廃棄物に係る講義や処理・
分析技術等の実習を行う。さらに、国や市、民間企業等の協力を得て、
研究所や処理施設、環境教育等、環境に関する現場等の見学を行う。